フェルナンド・アロンソ、ヒュルケンベルグのブレーキングミスを非難
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、F1ベルギーGPのオープニングラップでのブレーキングミスによって多重クラッシュを誘発したニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)のドライビングを批判。“どうやったらあそこまでプレーキングポイントをミスできるのか理解しがたい”と語った。
PU交換によって19番グリッドからスタートしたニコ・ヒュルケンベルグは、1コーナー“ラ・ソース”への進入でブレーキングが遅れてフェルナンド・アロンソに追突。
フェルナンド・アロンソのマシンは宙を舞い、シャルル・ルクレール(ザウバー)の頭上のヘイローをかすめてランオフエリアでストップした。
この事故によって3台がリタイアしてセーフティカーが導入。また、事故はダニエル・リカルド(レッドブル)とキミ・ライコネン(フェラーリ)にも波及しており、後にその2台もリタイア。結果的に巻き込まれた全5台がリタイアすることになった。
フェルナンド・アロンソは、ニコ・ヒュルケンベルグがブレーキングポイントをミスしたことに困惑し、2012年のF1ベルギーGPでロマン・グロージャンが起こした同じような事故を引き合いに出した。
当時、ロータスのドライバーだったロマン・グロージャンは、同じようにオープニングラップの1コーナーのブレーキングでミスをして、ドライバーズ選手権で首位に立っていたフェルナンド・アロンソなど3台をリタイアに追い込んだ。また、自己ベストとなる2グリッドからスタートしていた小林可夢偉(ザウバー)も事故に巻き込まれて大きく順位を落としている。
その事故でロマン・グロージャンには1レースの出場停止と罰金5万ユーロ(約500万円)の処分が科せられていた。
「またしてもトップレベルの1人がブレーキングポイントをミスした」とフェルナンド・アロンソは BBC Radio 5 Live にコメント。
「前回はロマンが出走禁止になった。今回はどうなるだろうね」
「どうやったらあそこまでプレーキングポイントをミスできるのか理解しがたいよね。コーナーを切り抜けるのが不可能なスピードで到達している」
3名のドライバーはいずれもリタイアを余儀なくされたが、シャルル・ルクレールのマシンに搭載されたヘイローにはフェルナンド・アロンソのMCL33が頭上を飛び越えた際について傷がくっきりと刻まれていた。今シーズンから搭載が義務付けられているコックピット保護デバイスであるヘイローは、導入当時こそそのルックスが批判されたが、これまで大きな事故からドライバーを守っている。
「ポジティブな点は、シャルルを含めた僕たち3人が全員無事だったことだ」とフェルナンド・アロンソは説明した。
「彼のクルマを飛び越えた。今日、ヘイローがあったのはとても良いことだった」
「リプレイ映像を見たけど、ヘイローが彼を助けたと思う。ヘイローがあって本当に良かったよ。ヘイローが良いものであることを証明する必要はなくなったね」
レース後、スチュワードはニコ・ヒュルケンベルグとフェルナンド・アロンソを呼んで事情聴取を実施。ヒュルケンベルグは事故の責任を認めて次戦F1イタリアGPでの10グリッド降格ペナルティを科せれることになった。
また、ニコ・ヒュルケンベルグには3点のペナルティポイントが科せられた。ペナルティポイントは12カ月間で累積12ポイントに達すると1戦の出場停止となる。スチュワードは出場停止処分としなかった理由として「このシステムは今回のインシデントと全く異なるわけでない一件が発生した2012年には導入されていなかった」と説明した。
ニコ・ヒュルケンベルグは、今回のインシデントについて「とにかく、あの時はいろんなことに目が行っていた」とコメント。
「基本的にはグリップレベルを見誤ってしまった。今年は周りに多くのマシンがいると1周目は大変なことになる。ダウンフォースを失い具合や、フロントのアクスルは特にそうだ。僕がブレーキをかけたシーンを見てもらえれば、あっという間にロックアップしているのがわかると思う」
「コントロールを取り戻そうとしてブレーキを離した。そこからもう一度行こうとした。悲惨に見えるし、まったく良くことではない。僕の判断ミスだ。僕のせい、僕のミスだった。本当に駄目だった」
また、レース出走禁止処分が科せられるべきとの意見にいついて、ニコ・ヒュルケンベルグは「今回とは違う」とコメント。
「彼の場合はそこまでにもいろいろあったからだし、僕の場合はそうではない。いつもなら僕が事故を起こすことはない」
「残念ながら、今日はかなり最悪の形になってしまったけど。このようなことを意図的にやる人などいない。結局、僕たちはレースをしているわけだし、今日、僕にこのようなことが起きたのは残念だったと思っている。幸い、モンツァまであと3日だけだ」
関連:【動画】 F1ベルギーGP | オープニングラップで多重クラッシュ
カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ
PU交換によって19番グリッドからスタートしたニコ・ヒュルケンベルグは、1コーナー“ラ・ソース”への進入でブレーキングが遅れてフェルナンド・アロンソに追突。
フェルナンド・アロンソのマシンは宙を舞い、シャルル・ルクレール(ザウバー)の頭上のヘイローをかすめてランオフエリアでストップした。
この事故によって3台がリタイアしてセーフティカーが導入。また、事故はダニエル・リカルド(レッドブル)とキミ・ライコネン(フェラーリ)にも波及しており、後にその2台もリタイア。結果的に巻き込まれた全5台がリタイアすることになった。
フェルナンド・アロンソは、ニコ・ヒュルケンベルグがブレーキングポイントをミスしたことに困惑し、2012年のF1ベルギーGPでロマン・グロージャンが起こした同じような事故を引き合いに出した。
当時、ロータスのドライバーだったロマン・グロージャンは、同じようにオープニングラップの1コーナーのブレーキングでミスをして、ドライバーズ選手権で首位に立っていたフェルナンド・アロンソなど3台をリタイアに追い込んだ。また、自己ベストとなる2グリッドからスタートしていた小林可夢偉(ザウバー)も事故に巻き込まれて大きく順位を落としている。
その事故でロマン・グロージャンには1レースの出場停止と罰金5万ユーロ(約500万円)の処分が科せられていた。
「またしてもトップレベルの1人がブレーキングポイントをミスした」とフェルナンド・アロンソは BBC Radio 5 Live にコメント。
「前回はロマンが出走禁止になった。今回はどうなるだろうね」
「どうやったらあそこまでプレーキングポイントをミスできるのか理解しがたいよね。コーナーを切り抜けるのが不可能なスピードで到達している」
3名のドライバーはいずれもリタイアを余儀なくされたが、シャルル・ルクレールのマシンに搭載されたヘイローにはフェルナンド・アロンソのMCL33が頭上を飛び越えた際について傷がくっきりと刻まれていた。今シーズンから搭載が義務付けられているコックピット保護デバイスであるヘイローは、導入当時こそそのルックスが批判されたが、これまで大きな事故からドライバーを守っている。
「ポジティブな点は、シャルルを含めた僕たち3人が全員無事だったことだ」とフェルナンド・アロンソは説明した。
「彼のクルマを飛び越えた。今日、ヘイローがあったのはとても良いことだった」
「リプレイ映像を見たけど、ヘイローが彼を助けたと思う。ヘイローがあって本当に良かったよ。ヘイローが良いものであることを証明する必要はなくなったね」
レース後、スチュワードはニコ・ヒュルケンベルグとフェルナンド・アロンソを呼んで事情聴取を実施。ヒュルケンベルグは事故の責任を認めて次戦F1イタリアGPでの10グリッド降格ペナルティを科せれることになった。
また、ニコ・ヒュルケンベルグには3点のペナルティポイントが科せられた。ペナルティポイントは12カ月間で累積12ポイントに達すると1戦の出場停止となる。スチュワードは出場停止処分としなかった理由として「このシステムは今回のインシデントと全く異なるわけでない一件が発生した2012年には導入されていなかった」と説明した。
ニコ・ヒュルケンベルグは、今回のインシデントについて「とにかく、あの時はいろんなことに目が行っていた」とコメント。
「基本的にはグリップレベルを見誤ってしまった。今年は周りに多くのマシンがいると1周目は大変なことになる。ダウンフォースを失い具合や、フロントのアクスルは特にそうだ。僕がブレーキをかけたシーンを見てもらえれば、あっという間にロックアップしているのがわかると思う」
「コントロールを取り戻そうとしてブレーキを離した。そこからもう一度行こうとした。悲惨に見えるし、まったく良くことではない。僕の判断ミスだ。僕のせい、僕のミスだった。本当に駄目だった」
また、レース出走禁止処分が科せられるべきとの意見にいついて、ニコ・ヒュルケンベルグは「今回とは違う」とコメント。
「彼の場合はそこまでにもいろいろあったからだし、僕の場合はそうではない。いつもなら僕が事故を起こすことはない」
「残念ながら、今日はかなり最悪の形になってしまったけど。このようなことを意図的にやる人などいない。結局、僕たちはレースをしているわけだし、今日、僕にこのようなことが起きたのは残念だったと思っている。幸い、モンツァまであと3日だけだ」
関連:【動画】 F1ベルギーGP | オープニングラップで多重クラッシュ
カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ