ホンダ F1
フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダがバクーのロングストレートでライバルに対して最大3秒を失うだろうと語った。

今シーズン、トラブルが多発しているホンダのF1パワーユニットはすでに年間で許されたコンポーネント使用数を上回っており、F1アゼルバイジャンGPではストフェル・バンドーンが30グリッド降格、フェルナンド・アロンソが15グリッド降格ペナルティと最後尾からのスタートがほぼ確定している。

F1アゼルバイジャンGPの舞台となるバクー・シティ・サーキットは全長6000mとスパ・フランコルシャンに次いで2番目に長いコースであり、2kmのロングストレートを備えたパワーサーキット。

フェルナンド・アロンソは、ホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス不足により、1周につき最大で3秒の差をつけられることになると予想している。

「ここでの損失はストレートで2.5~3秒以上になると思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「とても不運な状況だ。後方からのスタートもあるからね。パフォーマンス的に難しい週末になると思う。ここはストレートでの損失がかなり大きいし、カレンダーで最大のひとつだ」

「僕たちは出来る限り速く運転する。ストフェルと僕は、チームがクルマを最高のコンディションで準備してくれると確信しているし、スタッフは完璧な戦略、完璧なスタート、完璧なピットストップをしてくれるだろう。それが僕たちが今週末できる唯一のことだ」

F1アゼルバイジャンGPの木曜記者会見に出席したチームメイトのストフェル・バンドーンは、ホンダのF1エンジンが「少なくともシミュレーターでは信頼性がある」と遠まわしに批判。

「週末の開始時にすでにペナルティを科せられるなんて理想的ではないけど、それが僕たちがいる状況だ」

ホンダが持ち込む新しいパーツは、より多くのパフォーマンスをもたらすかと質問されたストフェル・バンドーンは「僕はあまり変わらないと思う」と述べた。

「僕たちに高い望みがあるとは思わない。でも、僕たちの側でやれるベストを尽くすつもりだ。週末の開始時にすでにペナルティを科せられるなんて理想的ではないけど、それが僕たちがいる状況だ」

「僕たちはベストを尽くそうとしているし、もう少しレース走行に集中することになるだろう。レース中にもう少し戦えることを願っている」

今シーズン、ホンダはMGU-Hの度重なる故障に悩まされており、バクーに対策版のパーツを用意。両ドライバーはMGU-Hの交換とそれに伴う新しいターボチャージャーを投入することで、両ドライバーともどちらのコンポーネントも6基目となるため、それぞれ15グリッドの降格ペナルティが科せられる。さらにストフェル・バンドーンに関しては、FP2の後にコントロールエレクトロニクスとエナジーストア以外のすべてを交換する予定となっており、その場合、MGU-Hとターボチャージャーが7基目になることでさらに15グリッドのペナルティが加算される。

フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがホンダと決別してメルセデスにエンジンを変更するとの噂についてコメントすることを拒んだが、再び競争的になれるなら、どんなオプションでも望んでいると強調した。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム / F1アゼルバイジャンGP