ヤルノ・トゥルーリ ロータス移籍
ロータスF1への移籍が決まったヤルノ・トゥルーリが、ロータス加入について、また新たなチームメイトになるヘイキ・コバライネンなどについて語った。

ロータスF1レーシングに加入すると決意した理由はなんですか?
ロータスF1レーシングに加入できることを本当に嬉しく思っている。11月初めに僕の前所属チームがF1から撤退したことでかなり難しい状況だったけど、F1に留まれると確信していた。

新しいロータスチーム加入の可能性についてマイク(ガスコイン:チーフテクニカルオフィサー)とコンタクトを取っていたし、僕にとってそれがとても素晴らしいチャンスであることはすぐに明確になった。

僕は長年F1にいるけど、ゼロからレベルアップしてチームを確立する手助けをすることに非常にモチベーションを感じている。トニー(フェルナンデス:チーム代表)、マイク、国としてマレーシア全体に多くの野心があるし、その熱意のレベルはドライバーに伝わっている。本当にチャレンジを楽しみにしている。

あなたは長年F1で生き残っているドライバーのひとりです。あなたにチームにとっては経験はどれくらい重要になるでしょうか?
キャリアを通して、自動車メーカーと独立チームの両方でかなりの数のチームでドライブしているので広範囲な経験をしている。この経験が、一緒に新しい挑戦を始めるロータスのためにポジティブな財産になることを期待している。

僕たちは手元にある仕事を過小評価するべきではない。2010年のF1は、真新しいチーム、確立されたメーカーチームの復活、そしてもちろん2009年の成功を繰り返そうとしている他の若いチームによって刺激的になると思う。みんなは結果のために懸命に戦うだろうけど、僕たちは基盤を築かなければならないので、やることはたくさんある。

チームがすぐに競争力をつけることを期待していますか?
初年度は現実的な目標を設定しなければならない。僕たちは、新チームのひとつなので、自分たち自身を証明してパドックでの信頼を得なければならない。僕たちは新チームのベストとして自分たちを確立させなければならないし、僕たちと残りのチームのギャップがどれくらいかるかをみなければならない。

そのあと初めて、シーズンの間にどうする必要があるか本当に理解するだろう。ポイントシステムは、トップ10ドライバーに報いるように変わっているので、アブダビまでにトップ10に向って前進できるかみてみたい。

これまでの経験に基づいて、チームのF1へのアプローチをどう思いますか?
今週マレーシアにいる間だけでなく、トニーとマイクとは話をしていて、レースに対して非常に分別のある態度と専門的なアプローチがあることを理解している。もちろん、チームをサポートしている誰もが結果を望むけど、みんな時間がかかるだろうことはわかっている。

僕たちが仕事をするための能力とツールを持っているのは確かだ。マイクのことは、他のチームにいたときにとても良く知っているし、彼の技術的なオペレーションをとても信頼している。

チームメイトとしてヘイキをどう思いますか?
ヘイキのように若いドライバーと組めるのは素晴らしいことだ。彼は数年F1を経験して、競争力のある円熟したレースドライバーに成長した。他チームでの彼の経験は、間違いなくロータスF1レーシング全体の助けになると思うし、彼と一緒に働くのを楽しみにしてる。彼は違った個性やドライビングスタイルをチームに持ち込むんでいるし、それは2010年、僕たち全員のためになると思う。

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カテゴリー: F1 / ヤルノ・トゥルーリ / ケータハム