小林可夢偉 トヨタ F1ブラジルGP 結果
トヨタは、F1ブラジルGP決勝レースで、小林可夢偉が10位、ヤルノ・トゥルーリがリタイアだった。

負傷したティモ・グロックに代わり参戦した小林可夢偉は、序盤にジェンソン・バトンを抑えるなどの健闘をみせ、トップ10入りでF1デビュー戦を飾った。

2番グリッドからスタートしたヤルノ・トゥルーリは、第5コーナーの入り口で大きく横に押し出され、スピンしながら壁に衝突した。トゥルーリは、そこでリタイアを余儀なくされた。

小林可夢偉 (10位)
「厳しいレースだった。初めてのGPなので、F1で初めて経験することばかりで、学びながらの体験だった。体力的には非常に長いレースで、大変だった。完走することが目標だったので、それを達成できて嬉しいが、スタートしてからは、ポイントも狙える良いポジションにいたので、ポイント獲得を逃したのは少し残念だ。最初のスティントでのクルマは好調だったが、タイヤを交換すると、バランスが変わったように感じ、少してこずった。経験を積めば、克服できると思う。このように、今日は初レースであり、今後向上できることはいくつかあるが、今週のパフォーマンスには満足している。サポートをしてくれたチームのみんなに感謝したい」

ヤルノ・トゥルーリ (リタイア)
「表彰台を充分狙えたので、今日の出来事には、非常にフラストレーションを感じている。1周目に(キミ・)ライコネンと競っていた(エイドリアン・)スーティルは、第4コーナーを非常にゆっくり走っていた。内側にスーティルがいたので、僕は外側のラインを取ったが、彼は僕をどんどん外に押し出した。結局、僕は芝の上に乗り、クルマをコントロールすることができなくなり、高速で壁にクラッシュした。我々2台ともコーナーを回る充分なスペースがあったと僕は思う」

山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
「とても期待できたGPだったので、ポイントを稼げず残念だ。ヤルノは、日本に続き好成績を収めるチャンスがあったので、1周目で事故に合い、気の毒だった。走行するのは今回が初めてであり、週末の始まりは難しいコンディションの中、かつ可夢偉のクルマが決勝スタート直後にたった1台となった状況で、彼は非常に良い仕事をした。私たちが期待したように、彼は激しいバトルを繰り広げ、ファンの方々に素晴らしい走行をお見せすることができた。特に、ハードであったレース終了直前にも、他のクルマを抜いて見せたのは特に素晴らしく、彼の頑張りを誇りに思う」

F1ブラジルGP結果:
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カテゴリー: F1 / トヨタ / 小林可夢偉 / F1ブラジルGP