トロ・ロッソ KERS
トロ・ロッソは、第2戦マレーシアGPでKERSシステムを搭載することを発表した。しかし、トロ・ロッソのマレーシアGPでのKERSの使用方法は、若干異なるものとなる。

回生エネルギーをエンジンパワーのブーストに使うのがKERSの通常の利用方法だが、気温と湿度が高いマレーシアではクルマの信頼性を確保する必用があるため、トロ・ロッソは今回のレースではKERSを先進的なDCA(ドライバー・クーリング・エイド)として利用すると語る。

「このプロジェクトが急速に進展したのは、ロンドンのインペリアル・カレッジのヒュー・マスターバイ・ジョーキン教授の助けがあったおかげだ」と、トロロッソでKERSを担当するウェイン・カーは語る。

「チームがメルボルンでレースしている間、我々はクアラルンプールに直行し、現地のコンディションでシステムの評価を行った。これにはクアラルンプール・ポリテクニック大学の熱エネルギー学部と学部長であるクー・リン・グ・ファーン博士の貴重な協力を得ることができた」

「ブレーキングから回生したエネルギーは冷却ユニットに送られ、ここで冷却液が冷やされる。これは、特製ドライビングスーツに接続されており、ドライバーがKERSボタンを押すと(1周最高6秒間) 冷却液がスーツ内を循環し、体温を下げるという仕組み。研究によると、体の深部の温度が1度上昇すると、ドライバーのパフォーマンスが23%低下するという。従って、このシステムはパワーには何のメリットがなくても、パフォーマンスに関してはかなりのアドバンテージになるはずだ」


トロ・ロッソ エプリルフールのネタでした。

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カテゴリー: F1 / トロロッソ