ニコ・ロズベルグ
新しいピレリタイヤを試したニコ・ロズベルグは、メルセデスGPが2010年に苦しんだブリヂストンのフロントタイヤのグリップ不足という課題が和ぐことはないとみている。

今シーズン、メルセデスGPはブリヂストンのフロントタイヤへの適応に苦労しており、それがミハエル・シューマッハの期待外れなF1復帰への大きな要因と考えられている。

ピレリと比較した感想を求められたロズベルグは「良くないね」とコメント。

ロズベルグは、ピレリのフロントタイヤがブリヂストンよりも「弱い」と感じたと説明した。

「僕にとっては良くなかった。対処するつもりだ。ここ数年も適応していたので、なんとかなるだろう。少なくとも(ブリヂストンと)似ているか、より悪い」

またピレリタイヤではラップタイムも遅いと述べた。

「総合的な印象としては遅いね。かなり遅いよ」

「セットアップを合わせるのも簡単ではなかった。ざっくりとしたイメージはブリヂストンとかなり似ているけど、パフォーマンスを引き出すために微調整を探るには、セットアップを適応させ続けなければならない」

「現時点で、トラック上では小さなことしかしていないけど、マシン開発では気を付けなければならないことは大きい。来年、成功するために非常に重要な部分のひとつになりそうだ」

デグラデーションも「かなり酷い」と表現したロズベルグだが、ピレリはレースのためには非常に良いと感じたとも述べた。

「彼らがそれを望んでおり、全員にとって同じなのであれば問題はない。そのようなタイヤは常によりエキサイティングなレースを与えてくれる。必ずしも悪いというわけではない」

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