元F1王者ニコ・ロズベルグ、ハミルトンのバトルが過熱するラッセルに助言
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ラッセルとハミルトンは2023年に何度か接触しており、その中にはスペインGP予選での誤解や、カタールGPのオープニングラップでハミルトンがリタイアしたことも含まれている。
後にハミルトンは事故の全責任を負うことになるが、ハミルトンを破ってワールドタイトルを獲得した唯一のチームメイトであるロズベルグはこのことを異例なことだと感じており、ハミルトンに代わってメルセデスのトップドライバーとなることを目指すラッセルは気を緩めてはならないと主張している。
ロズベルグは、鈴鹿サーキットのスプーンカーブでハミトンがラッセルを巻き込んでコースアウトした件を引き合いに出しながら「事態はヒートアップしている。鈴鹿でも2人がコースアウトしたとき、限界をはるかに超えていたことがあった」とSky Sports F1に説明した。
「ジョージにとってはとても難しい状況だ。残念ながら、あの状況ではいい人でいてはならない。組織内でプレッシャーをかけ続けなければならない。
「残念ながら、チームにとって難しい状況にしなければならない。それは最悪なことだが、そうでなければ、チームは常に一番楽な道を選ぶだけだ」
「とても居心地が悪い。ジョージはプッシュする必要があるからね。それは無線で彼が『またか』などと言っていることからもわかると思う」
「ジョージにとってカタールでの件は良いものだった。ルイスは(自分が間違っていたことを)実際に認めた。その意味では、ジョージにとっては大きな勝利だった。これは非常に珍しいことだ。なぜなら、僕の時代にルイスが100パーセントの非を認めたことはなかったからね。彼は非を認める必要はなかった」
「ルイスが100パーセント悪いというのは、非常に稀なことだ。通常はそんなことは起こらない。注目すべきだ。興味深い戦いだし、ダイナミックな展開だ」
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ロズベルグはまた、メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフが膝の手術を受け、医師の指示により自宅で静養し、日本遠征も欠席したことにも触れた。
「ヴォルフの欠場は理想的ではなかっただろう。それを管理できるのはトトだけだからね。それを処理できる権限と尊敬を持つ唯一の人間であり、それを処理するのに適した人物だ」とロズベルグは語った。
「他の誰も彼らに座って話し合いをするよう強制することはできない。トトがレース場に戻ってくるのはとてもいいことだと思う」
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