リアム・ローソン ザク・ブラウンのレッドブルF1批判に反論「何も分かっていない
リアム・ローソンが、マクラーレンのCEOザク・ブラウンによる「フェルスタッペンがいなければレッドブルはレーシングブルズより下位」との主張に反論した。

レッドブルにおけるマックス・フェルスタッペンの将来には再び疑問符が付き始めており、同選手が将来的にメルセデス移籍を検討しているとの噂も浮上している。トト・ヴォルフ代表も両者の間で話し合いが行われていることを認めてはいるものの、2026年に向けた正式契約には至っておらず、現時点での移籍の可能性は低いとされている。

そんな中、ブラウンはF1イギリスGPを前に行われたロンドン・トラファルガー広場でのマクラーレンイベントにおいて、Sky Sports Newsの取材に次のように語った。

「僕は“火のないところに煙は立たない”派だ。誰もが自分のシートに完全にコミットしているなら、そう明言しているはずだ。でも誰も何も確定的なことを言っていないという事実は、会話が進行していることを示している。以前にも言ったが、マックスがメルセデスに行っても驚かない」

さらにこうも付け加えた。

「フェルスタッペンがいなければ、レッドブルはレーシングブルズより後ろにいるだろう。彼ら(レーシングブルズ)は素晴らしい仕事をしているし、素晴らしいマシンを持っている。今のレッドブルはマックスに背負われている状態だと思う」

この発言についてオートスポーツ誌から意見を求められたローソンは、こう応じた。

「正直、ザク・ブラウンは何も分かっていないと思う。外部の人間が当事者でもないのにあれこれ言うのは簡単だ。でも彼は内部の事情なんて分かっていないと思う」

リアム・ローソン レッドブル F1

ニュージーランド出身のローソンは、2025年シーズン開幕時にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに昇格したものの、わずか2戦で降格。日本人ドライバーの角田裕毅が代わってフェルスタッペンのチームメイトに抜擢され、ローソンはレーシングブルズに戻ることとなった。

2025年シーズンは全24戦のうち11戦を終えた段階で、レッドブルはコンストラクターズランキング4位に位置しており、合計162ポイントを獲得している。そのうち155ポイントをフェルスタッペンが獲得しており、角田裕毅が稼いだのはわずか7ポイントにとどまっている。

一方、レーシングブルズは現在6位で、36ポイントを獲得。その中でローソンは12ポイントを挙げており、ドライバーズランキングでは15位につけている。角田裕毅はレッドブルで7ポイント、レーシングブルズでは3ポイントを獲得し、ドライバーズランキングは17位となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / マクラーレンF1チーム / ビザ・キャッシュアップRB