ブラジルGP F1
FORMULA 1 GRANDE PREMIO PETROBRAS DO BRASIL 2010

1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「僕たちは2010年コンストラクターズチャンピオンだ! こことミルトン・キーンズにいる全員の業績だ。僕たちはひとつのチームだし、彼らは今日達成したことをとても誇らしく思うだろう。今年これまでこのマシンをドライブするのは楽しかった。山あり谷ありで辛いときもあったし、正しいときもそうではないときもあったけど、僕たちはいつもマシンをさらに速くするためにギリギリまで頑張っている。ほんのわずかのエクストラにしかならなくても、常にアップデートを進めている。このチームでは全員が重要だ。彼らを誇りに思うし、今日は自分のことも誇りに思う。明快なレースができたし、問題もなく、レースをコントロールすることができた。次のレースまでの数日間は忙しいけど、ミルトン・キーンズとここブラジルでは、今夜祝杯を挙げることになるだろうね」

2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「今日はチームにとってセンセーショナルな一日だ。ミルトン・キーンズ、レッドブル、サプライヤー、リストは延々と続く。僕たちはコンストラクターズに勝ったし、韓国ではタフな週末だったけど、1-2フィニッシュでそれを成し遂げた。このために多くの人々が懸命に作業をしてきた。エイドリアン・ニューウェイ、クリスチャン・ホーナー、ピーター・プロドロモウ、ロブ・マーシャル、レースショップのみんな、レーススタッフ...名前を挙げたらキリがない。それぞれが自分のことだとわかっているはずだし、これは彼ら全員の手柄だ。僕たちは今年、車高システム、フレキシブルウィングなどあらゆることで攻撃された。最終的に僕たちが優勝し、偉業を成し遂げた。ドライバーズ・チャンピオンシップでは、今日はフェルナンドに数ポイント差を詰めたので、アブダビではまだ可能性がある。チームの哲学は、レースをすることだし、僕たちはそのために仕事をする。セブは今日、優勝に相応しかった。接戦だった。僕たちはふたりともアブダビでフェルナンドより前でフィニッシュする必要がある。どうなるか楽しみだよ」

3位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「総合的に考えると、今回の結果には満足している。直近のライバルに対して3ポイント失っただけだし、昨日の予選を考えればうまくいった。もし、午前中にこのような結果になると教えられていたら、喜んでサインしていただろうね! コンストラクターズタイトルを獲得したレッドブルとルノーにおめでとうと言いたい。2〜3年でトップに到達することは偉業だ。1コーナーは非常に慎重にいった。全員がとてもアグレッシブだったし、誰かに接触するリスクを冒したくなかった。そのあと、ベッテルとウェバーにすぐに引き離されてしまった。ヒュルケンベルグを追い抜くのに何数かかかってしまったけど、ハミルトンを追い越すのも決して簡単ではなかった。金曜日にわかっていたようにレースペースは良かったセーフティカーが出動したとき、攻撃するチャンスかもしれないと思ったけど、僕とマークの間にはあまりにたくさのバックマーカーがいて、彼らを追い抜くのに時間がかかり過ぎてしまった。その時点でクルマは本当に競争力があったので残念だ。これから僕たちはアブダビに向かう。何をしなければならないかはわかっているし、タイトルは僕たち次第だ」

4位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今日は全てのラップで全力でプッシュしたけど、タフなレースだった。実際この位置でフィニッシュできたのは少しラッキーだったと思う。クルマの感覚はプラクティスとは違っていた。直線でバックマーカーをオーバーテイクするのさえ苦しかった。スタートでもフェルナンド(アロンソ)が僕を抜いていったね。Fダクトが完全に働いていないように感じた。まだドライバーズチャンピオンの望みはあるけど、24ポイント差なので、もう失うものはなにもない。アブダビでは僕に必要な優勝を勝ち取るために全力を尽くすし、他のドライバーがトラブルに見舞われるのを願うしかないね。いつものように僕たちは諦めないし、プッシュし続けるつもりだ。シーズンの最後のレースでどんなことも起こり得ることを僕たちは何度も見てきた。奇跡が必要だけど、奇跡が起こる可能性だってあるよ!」

5位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日は素晴らしいレースができたし、楽しいバトルがたくさんあった。レースにむけてやっとクルマをまとめられたし、レースペースはかなり良かった。いくつか素晴らしい追い抜きができたし、チームは戦略面で完璧な判断をした。スタートした場所を考えると、これ以上の結果は難しかったと思うので、5位で終えられていい気分だ。ルイスにはまだドライバーズワールドチャンピンを獲得する可能性がある。でも、トップの3人のドライバーに不都合が起きなければならないので、彼にとっては難しいだろう。僕はもう外れてしまったので、今回のレースと同じように最後のレースに扱うつもりだ。楽しむつもりだよ。去年はブラジルでドライバーズワールドチャンピオンに勝ったし、今年はここで失った。でも、全体的にかなり良いシーズンだったよ。学習の一年だったし、来年にむけて良いプラクティスになった。2011年シーズンはこれを基にできると確信している。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは本当に強いチームだ。実際、僕たちより強いチームがいるとは思っていない」

6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「いいスタートが切れた。前にいたミハエルがピットに入ると、前方がクリアになったのでポジションを上げることができた。チームの巧みなピット戦略のおかげだ。その後、セーフティカーが導入されたタイミングでタイヤ交換ができたのも素晴らしかった。ただし、ジェンソン(バトン:マクラーレン)も同じタイミングでピットに入っていた。さらに周回遅れが数珠つなぎになっていて、それ以上、順位を上げることができなかった。僕がニュータイヤを履いた後、ミハエルが譲ってくれたのも良かった」

7位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「スタートで2台をパスできたのは良かったが、ロバート(クビカ:ルノー)とやり合っている時にコースアウトしてグラスエリアに入ってしまい、順位を落とした。その後はいいペースで走行できた。結果論にすぎないが、私のピットストップはちょっとタイミングが早かったようだ。そのせいで、エイドリアン(スーティル:フォースインディア)に前を塞がれてしまった。終盤、ニコがフレッシュタイヤでピットアウトしてきた。ジェンソンとバトルをするなら、自分よりも彼の方がチャンスがあると判断して、先行させたんだ。最終戦アブダビでも力強いレースができるよう期待している」

8位 ニコ・ヒュルケンベルグ (ウィリアムズ)
「今日は全力を尽くしたので結果には満足している。もうなにも残っていないくらいだよ! クルマにかなり苦労していたし、実際運転するのは簡単ではなかったけど、ずっとクビサを抑えることができた。チームは素晴らしいピットストップをしてくれたし、正しい戦略を選択してくれた。ただ、もう少しマシンのペースが必要だった。ポールからスタートしたけど、レースでは5位と10位の間でフィニッシュすると予想していたので8位は上出来だし、僕たちは今コンストラクターズチャンピオンシップで6位にいる」

9位 ロバート・クビサ (ルノー)
「タフなレースだった。全てのラップをトラフィックのなかで過ごしたけど、ヒュルケンベルグを追い抜くにはパフォーマンス面で十分なアドバンテージがなかった。低速コーナーで多くのタイムを失っていたし、メインストレートでずっとレブリミッターに当たっていたのでトップスピードのアドバンテージを利用することができず、彼を攻撃することができなかった。他のレースの重要な部分は、ピットストップ直後にやってきた。ヒュルケンベルグと僕は何周にもわたって僕のチームメイトの後ろを走り、新品タイヤを最大限に活用することができなかった。それでシューマッハにポジションを明け渡してしまった」

10位 小林可夢偉 (ザウバー)
「僕のリザルトは素晴らしいとは言えませんが、今日の1ポイントは、まあよかったと言えるでしょう。スタートは問題なかったですが、硬いコンパウンドで走る長い第1スティントの序盤はグリップがなく、ポジションを落としてしまいました。このプライムタイヤで走り続けるにつれてオーバーステアが強くなってしまった。フレッシュタイヤに履き替えてからはトロロッソの2台を抜くことができましたが、今回はオーバーテイクは簡単ではなかったです。1コーナーで抜くためにはいい直線スピードが必要ですが、それが充分ではありませんでした」
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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP