MotoGP:フランチェスコ・バニャイアがスペインGPで今季2勝目
2024年 MotoGP 第4戦スペインGPの決勝レースが4月28日(日)にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、フランチェスコ・バニャイアが今季2勝目を挙げた。

気温20度、路面温度39度のドライコンディションの中、7番グリッドのフランチェスコ・バニャイアは、11ラップ目に2番手からトップに浮上。23ラップ目にファステストラップを叩き出し、2022年、2023年に続き、3年連続のスペインGP優勝。

開幕戦カタールGPに続き今季2勝目、プレミアクラスで20勝目、キャリア通算30勝目を挙げ、総合5位から2位に浮上した。

558日ぶりの表彰台
ポールポジションのマルク・マルケスはホールショットを決めたが、1ラップ目3番手、4ラップ目4番手に後退。11ラップ目3番手、14ラップ目2番手に浮上すると、終盤にフランチェスコ・バニャイアとの優勝争いを繰り広げ、0.372秒差の2位に入り、昨年9月の第14戦日本GP以来10戦ぶり102度目の表彰台、グレシーニ・レーシングで、ドゥカティ機で初表彰台を獲得。ドライコンディションでの表彰台は、2022年10月の第18戦オーストラリアGP(2位)以来558日ぶり。

ドゥカティ勢トップ5独占
2番グリッドのマルコ・ベッツェッキは3.903秒差の3位。昨年9月の第13戦インドGP以来11戦ぶりに表彰台を獲得すれば、6番グリッドのアレックス・マルケスが今季の最高位4位、9番グリッドのエネア・バスティアニーニが5位。ドゥカティ勢がトップ5を独占し、5番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは7位。

4番グリッドのブラッド・ビンダーは7.801秒差の6位。ドゥカティ勢に続き、KTM勢の最高位に進出すれば、ウォームアップ走行でハードクラッシュを喫した10番グリッドのペドロ・アコスタは20.762秒差の10位。

18番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスはジャンプスタートでダブルロングラップペナルティが科せられたが、ペナルティを消化しなかったことから、ライドスルーのペナルティが科せられ12ラップ目にリタイア。

14番グリッドのミゲール・オリベイラは10.979秒差の8位。アプリリア勢の最高位に進出すれば、11番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは11.217秒差の9位。17番グリッドのラウール・フェルナンデェスは11位。

20番グリッドのジョアン・ミルは、1ラップ目16番手に浮上して23.584秒差の12位。24番グリッドの中上貴晶は29.049秒差の14位。19番グリッドのステファン・ブラドルと22番グリッドのルカ・マリーニは16位と17位。ホンダ4台が完走。

25番グリッドのアレックス・リンスは、1ラップ目20番手に浮上して28.452秒差の13位。23番グリッドのファビオ・クアルタラロは32.015秒差の15位。

ポイントリーダー転倒
3番グリッドのホルヘ・マルティンは2ラップ目のトップに立ち、ポジションを維持していたが、11ラップ目の6コーナーで今季3度目の転倒。16番グリッドのダニエル・ペドロサが4ラップ目の8コーナーで転倒。

12番グリッドのアレイシ・エスパルガロと13番グリッドのヨハン・ザルコは16位争い中の10ラップ目5コーナーで接触転倒。8番グリッドのフランコ・モルビデリと15番グリッドのジャック・ミラーは11位争い中の18ラップ目5コーナーで接触転倒。21番グリッドのロレンソォ・サバドーリは12ラップ目の技術問題が発生してリタイア。

チャンピオンシップ
総合5位フランチェスコ・バニャイアは25ポイントを加算。今季初めてポイントを稼げなかったポイントリーダーのホルヘ・マルティンとのギャップを42ポイント差から17ポイント差に詰めて総合2位に浮上すれば、総合3位エネア・バスティアニーニは33ポイント差から22ポイント差に挽回。

ティソ・スプリントの2位で総合2位に浮上したペドロ・アコスタは29ポイント差から23ポイント差の4位に後退。総合4位マーベリック・ビニャーレスは36ポイント差から29ポイント差の5位。総合7位マルク・マルケスは52ポイント差から32ポイント差の6位に浮上した。

オフィシャルテスト
明日29日に当地でシーズンが始まってから最初のオフィシャルテストが開催。シーズン中には第7戦イタリアGP後、第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP後にもオフィシャルテストが計画されている。

フランスGP
シーズン5戦目は、2週間後の6月10日から12日にルマンのブガッティ・サーキットで開催。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / MotoGP