ネルソン・ピケJr.
ネルソン・ピケJr.は、世界モータースポーツ評議会後に声明を発表。昨年のシンガポールGPで事件に関与したことを許されるとは思っていないと語り、ゼロからキャリアをスタートしなければならないことを承知していると述べた。

ルノーに2年間の執行猶予付きのレース禁止処分が発表された直後に発表した声明をの中で、ピケJr.は、問題が終わりを迎えたことに満足していると語った。

「FIAの調査が終わって、今はほっとしている」

「僕がそうしたことで、現在、ルノーF1チームは、真実が知られ、結果を受け入れることが良いとの決定をした。今回のことがもたらした最もポジティブなことは、もう2度とそのようなことを起こさないとFIAの注意をひいたことだ」

「命令に従って行動しまったことをすごく後悔している。やらなければ良かったと毎日思っている。僕の弁解が人々にどれくらい届くかはわからない。レーシングドライバーになることは素晴らしい名誉だし、僕にとってそうだった。僕が言えるのは、ルノーでの状況が悪夢に変わったということだけだ」

「F1ドライバーになることを夢見て、そこにたどり着くために一生懸命働いたけど、僕はブリアトーレ氏の意のままなんだと気付いたんだ。過去に彼にこのような扱いを受けた人にした人にしかわからなかった彼の本性が今は知られている」

「ブリアトーレ氏はチームボスであり僕のマネージャーだった。僕の将来は彼が握っていたけど、彼は何も気遣ってくれなかった。シンガポールGPのとき、彼は僕を孤立させ、これまでの人生で最も低いところに僕を追いつめた。その状況から抜け出した今なら、僕が計画に同意したとは思わないけど、そのとき僕が置かれていた状況は、断れる立場ではなかった」

「僕のクラッシュについてのブリアトーレ氏の反応、ここ2週間でのプレスへのコメントを聞いた今、僕は単に彼に使われただけで、捨てられ、なぶりものにされていたことは明らかだ」

事件への関与したが明らかになった今、ピケJr.が今後F1に復帰する可能性はほぼに等しい考えられるが、ピケJr.はまだトップレベルに戻りたいと強く願っている。

「僕はここ12カ月にわたって、非常に難しい教訓を学ばなければならなかったし、人生の価値を考え直していた」

「F1への愛、そして再びレースをしたいという想いは変わらなかった。ゼロからレースキャリアをスタートしなければならないことは理解している」

「僕が望めるのは、チームが僕がルノーでどれくらい悲しみに耐えたかをわかってくれて、F3とGP2でのキャリアでの僕が有望だったことを示すチャンスを与えれくれることだ。確信をもって言えるのは、僕ほど自分自身を証明することを決心しているドライバーはF1にはいないということだ」

「この問題ついて最後に言いたいのは、ルノーの多くの良い人間を含めた働く人たち、ファンや理事会に申し訳ないと繰り返したいということだ。許されるとは思っていないし、忘れてもらえるとは思っていない。でも、少なくとも今は、人々が本当に起こったことに基づいて、判定を下すことができるということだ」

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カテゴリー: F1 / ネルソン・ピケJr. / ルノーF1チーム