実質レッドブルのカスタマーカーで参戦するトロ・ロッソ
FIAとF1チームの予算キャップ論争の落とし所として、カスタマーカーが容認されることになるかもしれない。

FIAは、2010年からF1に4,000万ポンド(約58億円)の予算制限を導入しようとしているが、既存F1チームの希望は1億ユーロ(約132億3,000万円)とされており、その乖離は大きい。

27日(水)にロンドンでの会議を終えたFOTAは、モナコでFIAのマックス・モズレー会長が提案した妥協案を受け入れることで最終的に合意したとされている。

マックス・モズレーは、2010年をF1規約の移行年として設定することに同意したとみられており、これはマクラーレンとメルセデスによって推進されてきた妥協点のようだ。

2010年からF1はフルコンストラクターの参戦が義務付けられるとされていたが、F1に新規参入を目指すチームのために、2010年はカスタマーカーの使用が許可されることが技術的な妥協点にされるとみられている。

他の可能性としては、外部監査による強制的な予算管理ではなく、監査法人「Deloitte(デロイト)」と共に費用をチーム自らが取り締まることになる可能性が浮上している。

実際、モナコGPでは合意に近い妥協案があったと考えられているが、フェラーリとトヨタが、予算を制限するというコンセプトを断固として拒否したとされている。

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カテゴリー: F1 / F1関連 / FOTA / FIA(国際自動車連盟)