メルセデス パディ・ロウ
メルセデスは、エグゼクティブディレクターを務めるパディ・ロウがチームを離脱することを正式に発表した。

パディ・ロウとメルセデスの契約は2016年末までであり、延長のための交渉が行われていたが、パディ・ロウはクリスマス休暇後に離脱の意志をチームに伝えたとされている。

メルセデスは10日(火)、パディ・ロウがチームを離脱し、ガーデニング休暇に入ったことを正式に発表した。

パディ・ロウは「メルセデスの信じられないほど優れた人々と共に働き、3年半にわたってファンタスティックな成功を収め、楽しい時間を過ごした。これからの新しいチャレンジを楽しみにしており、メルセデスの全員の活躍を祈っている」とコメント。

メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「過去3年半の間、パディは我々の成功に重要な役割を果たしてきた。メルセデスのモータースポーツの歴史における重要な章に貢献をしてくれたことに感謝している。F1における成功というのは一個人によるものではなく、組織の深みと技術力の強さだ。我々には最近の成功を維持するだけのポテンシャルをもっており、2017年以降も成功を収めていく」と述べた。

メルセデスは、アルド・コスタ(エンジニアリングディレクター)、マーク・エリス(パフォーマンスディレクター)、ロブ・トーマス(チーフオペレーティングオフィサー)、ジェフ・ウィリス(テクノロジーディレクター)による“証明され、確立したリーダーシップ”の元で技術部門の運営を続けていくとしている。

技術部門の責任者を欠いた状態で新しいシーズンに臨むことになるが、元フェラーリでテクニカルディレクターを務めたジェームス・アリソンが後任として加入するとみられている。

ただ、ジェームス・アリソンは現在、ガーディング休暇期間に置かれている。

メルセデスのダブルタイトル3連覇に貢献したパディ・ロウは、ウィリアムズに移籍すると噂されている。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1