角田裕毅 レッドブルF1に感謝「来年もいるので完全な別れではない」

今季最終戦はチームメイトのマックス・フェルスタッペンが優勝し、角田裕毅は“援護役”として戦略的な役割を担った一方、ランド・ノリスとの攻防で5秒ペナルティを受ける厳しい展開となった。
10番グリッドからスタートした角田裕毅は、フェルスタッペンのタイトル争いをサポートするために異なる戦略を選択。序盤はロングスティントで走行し、ノリスのピット後に“抑え役”としてコース上で立ちはだかった。しかし接触こそなかったものの、ノリスをコース外に追いやった裁定により5秒のペナルティを受け、ポイント獲得はならなかった。
角田裕毅はレース後、シーズン最終戦を次のように振り返った。
「今日は本当に全力でポイントを取りに行きましたし、可能性もあったと思いますが、ペナルティがついて難しくなりました」
「僕たちは違う戦略を選びましたし、ランドとのバトルまではすごくいい流れで走れていました。彼を抑えようとしましたが、ランドはとても速かったですし、結果的にフラストレーションの残るペナルティになりました」
「2回目のスティントに入ってからは追い抜くのが本当に大変でした。今年一年を振り返っても、あと少しの運が味方してくれれば結果が変わった場面も多かったですが、これもレースですね」

角田裕毅は、今季チャンピオンを獲得したランド・ノリス、そして優勝したフェルスタッペンにも敬意を示した。
「ランド、おめでとうございます。今年ずっと素晴らしい走りでしたし、今日もしっかりタイトルを決めるレース運びでした」
「そしてマックスも優勝おめでとうございます。シーズンを通して本当にすごい走りでした。彼がやっていること、あれだけ限界まで引き出す姿勢は、本当に彼がベストドライバーであることを証明していますし、そのメンタリティも含めてとても刺激になります」
最後に角田裕毅は、レッドブルでの最終戦に際してチームへの感謝を述べた。
「この一年、エンジニア、メカニック、チームの皆さんに感謝しています。本当にありがとうございました。来年もチームにはいますので、これで完全なお別れではありません」
2026年、角田裕毅はレッドブル・レーシングおよびレーシングブルズのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残る。
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