角田裕毅の日本GPをレッドブルF1は擁護「予選が結果の90%を決めた」
レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1日本GPでレッドブル・レーシングでデビューを果たした角田裕毅がポイントを獲得できなかったことを擁護した。

鈴鹿サーキットで衝撃的なポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの挑戦を退け、F1シーズン初勝利を収めた。

現チャンピオンのフェルスタッペンは、3レースを終えてノリスに1ポイント差まで迫っているが、レッドブルのガレージの反対側では、状況はそれほどバラ色ではなかった。

リアム・ローソンがわずか2レースで解雇された後、レッドブルに呼び出された角田裕毅は、母国グランプリで印象を残そうと必死だったが、それは叶わなかった。

リアム・ローソンや他のレーシングブルズのドライバーであるアイザック・ハジャーにも遅れを取り、予選15位となった。そして、フェルスタッペンの1分近く後ろの12位でフィニッシュラインを通過し、ポイント獲得はならなかった。

奇妙なことに、日本のスターである角田裕毅はファン投票で「ドライバー・オブ・ザ・デイ」に選ばれた。この決定について、元世界チャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、スカイスポーツに対し「パフォーマンスに基づいたものではない」と語った。

しかし、レース後にレッドブルのチーム代表であるホーナーは、24歳の角田がトップ10に入ってオーバーテイクできなかったのは彼のせいではないと述べ、角田裕毅のパフォーマンスに問題はないと語った。

「彼はマシンとチームにうまく適応している。今後数レースでさらに前進するはずだ」とホーナーは語った。

「彼は一度オーバーテイクを試みたが、その後ピエール・ガスリーをアンダーカットした。彼のペースは良かったが、2回目のスティントではほぼずっとフェルナンド・アロンソのリアウィングの後ろを走っていた」

「予選が今日の結果の90パーセントを左右した。彼はこの週末で多くのことを学んだと思う」

「彼は素晴らしいフィードバックをしてくれる。チームに溶け込んでいるし、彼の番が来るだろう」

角田裕毅 レッドブル F1 日本GP

レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅とローソンを交代させる決定に大きな役割を果たした人物であり、ホーナーと同様に次のように付け加えた。

「彼は予選で出遅れ、ターン1でミスを犯したが、他のすべてのセッションではコンマ2~3秒にかなり近づいていた。だから、我々はそれを求めている」

「自分のパフォーマンスと結果という点では、あのレースには満足しています」と、角田裕毅はスカイスポーツに語った。

「もちろん、フラストレーションはあります。ホームレースだったし、もう少し頑張りたかったから、少し苦い気持ちだ。だから、複雑な気持ちです」

「この53周は、このマシンで走った中で最も多い周回数です。周を重ねるごとに学びました。レース終盤には、よりコントロールできるようになったと感じました」

ヘルムート・マルコは、角田裕毅がレッドブルで結果を出すにはシーズン終了まで時間があると述べているが、すでにローソンとハジャーの両ドライバーからプレッシャーを受けている。ローソンとハジャーは、鈴鹿で8位という素晴らしい結果を残している。

F1シーズンは来週末のバーレーングランプリで続く。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1日本GP