角田裕毅 F1ベルギーGPでの入賞は「不可能なミッションだった」とRB代表
ビザ・キャッシュアップRBのチーム代表を務めるローラン・メキースは、F1ベルギーGPを最後尾グリッドからスタートした角田裕毅がポイントを獲得するのは「不可能に近いミッションだった」と認めた。

パワーユニット交換によるペナルティで最後尾グリッドからスタートした角田裕毅は、ミディアム-ハードの1ストップ戦略を採用したが、セーフティカーなどのアクシデントが起こらなかったレースで順位を上げることは叶わず、17位でチェッカーを受けた。

一方、13番グリッドのダニエル・リカルドはソフトタイヤでスタートする戦略を採用。チェッカーを受けた時点では11位だったが、ジョージ・ラッセルの失格によって10位に昇格し、1ポイントを獲得した。

「全体的には、ダニエル、裕毅、そしてチーム全体が今週末、非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」とローラン・メキースはコメント。

「ジョージが最後の最後でペナルティを受けたおかげで、またレースでポイントを獲得することができた」

「1周目を終えた時点でダニエルと14位だったが、終盤の2~3周で9位から10位まで挽回することができた。ミッドフィールドグループの上位争いは非常に厳しい戦いとなているが、スパのような高速コースレイアウトでまたしてもその争いに加わることができた。これは残りのシーズンに向けて良い兆しだ」

「裕毅に関しては、最後尾からスタートしなければならないため、このレースではいつもとは異なる作業計画を立てる必要があることは分かっていた。そこからポイント圏内に戻ることはほぼ不可能に近いミッションであり、今週末は彼にぴったりのマシンを用意することができなかったと言っていいだろう」

角田裕毅 RB・フォーミュラワン・チーム F1 ベルギーGP

「初日から、我々の目標はミッドフィールドの上位で信頼性の高い競争相手としてレースをすることであり、この夏休みの期間は自分たちの立ち位置を確認するのに理にかなった時間だ。今シーズン前半戦は好調で、14戦中10戦でポイントを獲得した。コンストラクターズ選手権6位を目指して、非常に強力なライバルたちと戦っているが、アブダビまで厳しい戦いが続くだろう。ファエンツァとビスターのチームは日々強くなっており、次の戦いが楽しみだ」

「これから数日間は夏休みの前後に仕事があり、その後、複数のタイムゾーンで最後の10レースに挑むことになる。そのすべてが連続開催か3連戦だ。来年5月初めのマイアミまで、単独レースはないことになる! F1が世界中で絶大な人気を誇っていることの証しであり、その一員であることを嬉しく思う。特にメカニックにとっては厳しいスケジュールであることは確かだ。だからこそ、全員が懸命に働いてビザ・キャッシュアップRBを本当に良いスタートで送り出した後、この休息は当然の報いと言えるだろう」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / F1ベルギーGP / ビザ・キャッシュアップRB