角田裕毅はF1で正当な評価を受けていないとピエール・ガスリー
角田裕毅の速さは十分に評価されていない。アルファタウリでチームメイトを務めたピエール・ガスリーはそう主張する。

F1ポッドキャスト「Beyond The Grid」に出演したピエール・ガスリーは、正当な評価を受けていないドライバーが1人いると語った。そしてそのドライバーは彼の昔のチームメイトだ。

このスポーツにおいて豊富な経験を持っている現在27歳のガスリーは、アルファタウリの日本人ドライバー角田裕毅がいかに速いかを強調したいと考えた。

角田裕毅は、主にチームメイトのせいで過小評価され、忘れ去られることが多い。今でも、ニック・デ・フリースの早期離脱を受けてパラシュートでチームに加わったダニエル・リカルドの方が、日本人ドライバーよりもペレスの後任候補として有力視されている。

ガスリーは、23歳の角田裕毅がF1に参加しているのには理由があるということを人々に理解してもらいたいと考えている。

今年、アルピーヌF1チームに移籍したピエール・ガスリーは、エステバン・オコンが新たなチームメイトになった。同じフランス出身で1996年生まれのオコンとガスリーは、カート時代からのライバルであり、不仲であることはF1パドックでは有名な話だった。

オコンについて「友達とは言えないね。一緒に過ごす時間は少ない」とコメント。

「でも、トラックに乗ったら、僕たちは仕事場にいる。僕たちは成熟し、責任感があり、成果を出している。私たちはかなり似たようなフィードバックを持っていて、あのクルマからほとんど同じことを要求しているし、チームがどう発展していくことを望んでいるかということも考えている」

「仕事上の関係という点では、私たちの間はとてもフォーマルなものだけど、結局のところ、私は競争力を発揮したいだけだから、それだけを求めている。エステバンが僕を夕食に誘わないことは知っているけど、僕はそれでいいと思っている」

「裕毅との時とはまったく違う」とガスリーは語る。イタリアGP前には角田裕毅を自宅ディナーに招待している。

「裕毅はとてもユニークだったし、オースティンではサー・ジャッキー・スチュワートと話をした。彼とフランソワ・セベールの関係を聞いて、とても刺激を受けたよ。彼が話しているうちに、僕と裕毅の関係、裕毅がF1に来るまでの道のり、そして私がどのようにサポートし、助けようとしていたかに共感できるような気がしたんだ。とても純粋で健全な関係だった」

角田裕毅 F1 ピエール・ガスリー

「まず最初に言っておきたいのは、裕毅とある種の友情関係があったとしても、彼が持っていた才能やスピードから何も奪うものではないということだ」

「いつも言っていることだけど、裕毅はそのスピードについて十分な評価を受けていないし、認められていないと思う。感情や言葉をコントロールすれば、彼は非常に速くなれる。みんな、彼が持っているものを過小評価しているような気がする」

「でも、プラクティスでも予選でもレースでも、僕たちが楽しくてとてもいい関係を築いていたとしても、僕は彼を壊したいと思った。悪い意味ではなく、すべてのセッションで彼を上回りたかった。一番になりたいという願望、挑戦、競争は常に他のすべてに優先する

「リスペクトを失ったり、限界を超えた走りをするわけではない。常にルールの中でプレーする。でも、結局のところ、日曜日に家に帰るときに僕を満足させてくれるのは、与えられたマシンでベストを尽くせたと感じることだ。これが究極のゴールだ」

「パドック内で笑ったり、トラックの外で笑ったり、素敵なディナーに行ったり。サーキットの外でも笑えるし、おいしいディナーにも行ける。僕たちは家を離れている時間が長いから、レースをしていないときに楽しめる瞬間を見つけることが大切なんだ」

「もちろん、僕が最も好きな瞬間は、マシンに乗り、世界最高の19人のドライバーたちと戦うときだ。彼らを打ち負かし、マシンの中で見つけることができる100分の1、1000分の1を追い求めるこのエクセサイズは、絶対的な満足感を与えてくれる」

「でも、クルマから飛び降りたとき、裕毅と一緒にやったように、チームメイトと一緒にもっと楽しくできれば最高だ。でも、そうでなくても、それはそれでいいんだ。チーム、メカニック、エンジニアとライディングを楽しむ別の方法も見つかるはずだ」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / ピエール・ガスリー / スクーデリア・アルファタウリ