角田裕毅、7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生に期待
角田裕毅は、今年のF2選手権でF1スーパーライセンスポイントを満たせる位置につけており、7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生に期待がかかっている。

ホンダF1の育成ドライバーの一員であり、レッドブルのジュニアドライバーでもある角田裕毅は、今年、カーリンからFIA-F2に初参戦。すでに2勝を挙げる活躍をみせており、5大会10戦を残し、ランキング3位につけている。

ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今年はF2でスタートして以来、実際に予選とレースで優れたパフォーマンスを見せています」と Sky F1 にコメント

「我々は日本人F1ドライバーの誕生を待っていますし、コース上でトラックでのパフォーマンスを見て興奮しています」

「F1チームの人々が彼のパフォーマンスを目にしているのは良い兆候です。彼が現在の勢いを保ち続け、F1カーのシートを獲得する良い機会があることを願っています」

ホンダF1は、レッドブルとアルファタウリにF1エンジンを供給しており、まずはジュニアチームであるアルファタウリからのF1デビューが既定路線だ。

アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅のパフォーマンスを評価。2021年のF1デビューにむけて“良いポジションにいる”と語る。

「すべては今後彼がレースでどれだけやれるかにかかっている。彼にはスーパーライセンスが必要だ」

「最終的な決断はレッドブルが行うことになる。通常は9月か10月には決まることになるだろう」

すでにフランツ・トストは、F1アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで行われる若手ドライバーテストに角田裕毅を起用することを明言している

角田裕毅が2021年にF1デビューすることになれば、2014年までF1に参戦していた小林可夢偉以来、7年ぶりのF1ドライバー誕生ということになる。

だが、角田裕毅自身は、あまりプレッシャーを感じていないと語る。

「正直、あまりプレッシャーを感じていません」と角田裕毅とコメント。

「今年はチャンピオンシップとしては良いスタートを切ることができなかったと思います。僕はいつも自分を挑戦者だと思っています。僕は挑戦者です。今年は、特にルーキーとして、昨年と同じ状況ではありません。異なるマシンと異なるのタイヤです。それに経験豊富なドライバーにとってはアドバンテージが少し少なくなります」

「今後、チャンピオンシップで1位に立ったとしても、最後までプッシュするつもりです。抑えたレースをするつもりはないですし、プレッシャーはあまり感じていません。F1ドライバーになるために今日のようにいつも激しくプッシュしています。だから、プレッシャーはないですし、とにかく最後までプッシュするだけです」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ