トヨタ TS030 HYBRID
トヨタ TS030 HYBRIDのロールアウトで走行を担当したアレックス・ブルツが、その印象を語った。

トヨタは、1月25日からフランス・ポールリカールサーキットで、2012年FIA世界耐久選手権に参戦するべくモータースポーツハイブリッドシステムを搭載した車両TS030 HYBRIDのテストを開始。

ポール・リカールのロールアウトでは、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエール、また、TOYOTA Racingが2台で出場するレースにおけるドライバー候補である石浦宏明(30歳)がTS030 HYBRIDの走行を担当。

TS030 HYBRIDは、このロールアウトで夜間走行を含む数百キロを走破し、テスト・プログラムの初期段階から高い信頼性とパフォーマンスを見せた。

アレックス・ブルツ
「初めてTS030 HYBRIDを運転したが、クールの一言に尽きる。電力を使ってガレージを出るだけでも、とても未来的だった。クラッチを放すと内燃エンジンが作動し、古い友人が戻って来たような気がした。ソフトタイヤで走った時はかなりのダウンフォースを感じたので今後が楽しみだ。素晴らしく速いクルマになると思う。現時点でもとてもハッピーだが、私は分析してしまう性分なので、まだいろいろと作業が必要だとは思っている。メカニックやエンジニアの皆と一緒に仕事ができて嬉しい。TOYOTA Racingチームはとても国際的で仕事がしやすい。みんな非常にプロフェッショナルなので、とても居心地が良い。それは確かだ」

ニコラス・ラピエール
「ロールアウトの最初の印象は良かった。シャシーは本当に進んでいるし、ハイブリッド・システムの調子もとても良い。TS030 HYBRIDはステアリングに対する反応が良く、レスポンスが素早く効率的。基本的なダウンフォースレベルも高いので、ドライバーにとっては嬉しい。考え方が違うから、これまで乗ったクルマとは全く違う。ロールアウトは手応えがあったし、様々な点でクルマの可能性を感じることができた。まだ、やらなければならないことはたくさんあるが、力強いパッケージに仕上がっていると思う。白紙からのスタートで、エキサイティングな挑戦だ」

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カテゴリー: F1 / アレックス・ブルツ / トヨタ / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権)