ウィリアムズ、“背びれ”エンジンカバーを検討
ウィリアムズは、今季レッドブルとルノーが採用しているフィン型の巨大なエンジンカバーを使用する可能性があることを明らかにした。

シャークフィンとも呼ばれる背びれ型エンジンカバーは、レッドブルが今シーズンから採用。ルノーも先月のバルセロナテストで導入し、スペインGPでデビューさせた。フェルナンド・アロンソは、背びれエンジンカバーを「僕らはアメリカズカップ(有名なヨットレース)に出場できるね」とジョークを飛ばしたが、ルノーはスペインGPで明らかにパフォーマンスを改善させた。

ウィリアムズF1チームのテクニカル・ディレクターを務めるサム・マイケルは、過去にウィリアムズも同じようなアイデアを風洞でテストしたことを明かした。しかし、ウィリアムズは、一般的なサーキットでは、背びれ型エンジンカバーが十分な空力効率を発揮しないとの判断を下した。

サム・マイケルは、“Motorsport Aktuell”のコラムで「風洞などでテストしたパーツが、すべてマシンに搭載されるわけではない。彼らのマシン構造では、大きな効果があるのだろう。我々も将来的にこのアイデアを実戦に反映することがあるかもしれない」と語った。

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング