ウィリアムズF1、米国での利益を見据えてニューヨークにオフィスを設置
ウィリアムズ・レーシングは、アメリカ・ニューヨークにオフィスを構えることで、ローガン・サージェントとジェイミー・チャドウィックがチームの一員であること、アメリカでのレースがますます増えていることを利用した商業的利益を見据えている。

ローガン・サージャントは、スコット・スピード以来15年ぶりにF1にフルタイムで参戦するアメリカ人ドライバーとなり、イギリス人のジェイミー・チャドウィックはアンドレッティの一員としてINDY NXTに参戦する。

ウィリアムズのコマーシャルディレクターであるジェームス・バウワーは、彼らの存在はアメリカでの関心の高まりにつながるとしながらも、チームはすでにニューヨークで投資を行っており、成長するマーケットを利用しようと考えていると語る。

「もちろん、ローガンが2006年以来初めてフルシーズン参戦したアメリカ人ドライバーとしてチームに加わったことは非常にエキサイティングなことだ」とジェームス・バウワーは語った。

「しかし、我々はパートナーシップを提案するために、アメリカに多くの投資してきた。実際にアメリカにオフィスを構えているのは、我々だけだと思う。ニューヨークのトライベッカにあるそのオフィスには、元NFLのファンエンゲージメント担当上級副社長が率いる、大規模なファンエンゲージメントチームがある」

「そのチームには、アメリカのスポーツマーケティングのスペシャリストが多数在籍している。ローガンやジェイミー・チャドウィックがアカデミーに参加し、INDY NXTに参戦することで、商業的に役立つ重心を築くことができる」

また、ジェームス・バウワーは、元ドライバーのニコラス・ラティフィに関連するいくつかのスポンサーを失ったものの、新しいガルフとのパートナーシップはウィリアムズに安定性をもたらす多くの取引のうちのひとつだという。

「もちろん、我々はチームをどのように再建するかという複数年の商業計画の中にいる。最近の変化から失われた収入についての認識があると思うが、現実は少し違う。今シーズンに向けて、多くの新しいパートナーを発表しているし、ここ数年、チームが置かれていた状況よりも、より強固なポジションにあると思う」

「そして、我々は野心的で積極的に市場に参入し、ウィリアムズ・ブランドを構築するために投資を行っている。もちろん、そのための商業パートナーとしてガルフを迎えることは、とてもエキサイティングなことだ」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング