ジャック・エイトケン、ウィリアムズF1を離れてスポーツカーに専念
ジャック・エイトケンは、スポーツカーレースでのキャリアを追求するため、2023年シーズンを前にウィリアムズF1チームを離れたことを認めた。

ジャック・エイトケンはウィリアムズF1のリザーブドライバーとして過去3年間を過ごし、2020年のF1サキールGPで、新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンに代わってメルセデスから出場したジョージ・ラッセルの代役としてF1デビューを果たした。

2021年にフルタイムのシングルシーターのキャリアを終えて耐久レースへの転向した後も、ジャック・エイトケンはウィリアムズF1チームとの関係を維持していたが、契約は2023年に更新されなかった。

ジャック・エイトケンは、今週末のロレックス・デイトナ24時間でアクション・エクスプレス・キャデラックからIMSAウェザーテック・スポーツカー先週兼にデビューするを前に「お互いに別れることにした」と語った。

「昨年は参加し続けられたし、素晴らしかった。このチームは本当に好きだし、僕はファクトリーから30分ほどのところに拠点を置いているから、シミュレーターワークにはとても便利だし、いくつかのレースには喜んで参加し、手伝った」

「しかし、最近はカレンダーが忙しすぎる。自分のレースプログラムや自分のキャリアの方向性、つまりスポーツカーレースに集中したい」

「彼らはそれをとても支持してくれているし、同様に彼らのアカデミーには若い人たちが入ってきていて、彼らにシートタイムとシミュレーションの時間を与えたいと考えている。それはとても意味のあることだ」

27歳のジャック・エイトケンは、フルタイムのF1ドライバーになるという目標を達成できなかったことを後悔しておらず、スポーツカーレースのトップクラスでの地位を確立することを楽しみにしていると語った。


「追跡するのは素晴らしいことであり、それをしている時間は素晴らしいかった」とジャック・エイトケンは語った。

「マシンを運転するだけでなく、レースに出ることができた数少ない幸運な1人だった。ちろん、それが目的ではなかったし、フルタイムでグリッドにつき、チャンピオンになることが目的だった。でも、理由はどうあれ、僕のシングルシーターのキャリアがうまくいかなかった。そこは問題ない」

「今はスポーツカーで何かを追いかけることができてとても幸せだ。僕は幸運でその波に乗ることができている。どこまで行けるか楽しみだ」

ジャック・エイトケンは、今週末のロレックス・デイトナ24時間にAXRキャデラックV-LMDhをピポ・デラーニ、アレキサンダー・シムズと共同で走らせるが、IMSAでの初レースを楽しみにしているという。

「特にピポの場合は、経験豊富なチームメイトが二人いるから、僕にとってはとても楽だ」とジャック・エイトケンはコメント。

「彼らは僕を受け入れてくれたし、とても歓迎してくれた。本当に楽しんでいるし、みんながIMSAは良いシリーズだと言ってくれているので、このスタイルのレースを見るのが楽しみだ」

ジャック・エイトケンは、IMSAミシュラン耐久カップを構成する4つのレースでAXRのサードドライバーを務めることが決まっているが、今シーズンはヨーロッパでの追加プログラムもスケジュールに加えようと動いているという。

昨年、アルガルベ・プロ・レーシングLMP2チームのドライバーとしてル・マン24時間レースにデビューしたジャック・エイトケンは、再びル・マン24時間レースに参戦するかどうかについては明言を避けた。

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング