ウィリアムズF1、ジョージ・ラッセルが切望する複数年契約を準備
ウィリアムズF1のCEOを務めるヨースト・カピートは、ジョージ・ラッセルと新しい長期契約を結びたいと思っているが、ラッセルのF1での将来に関する決定はメルセデスに委ねられていると認める。

ジョージ・ラッセルとウィリアムズF1との現在の契約は2021年シーズン末で期限切れとなる。2019年にF1デビューを果たして以来、印象的なパフォーマンスを見せているラッセルは、2022年にメルセデスF1への移籍の可能性が噂されている。

先週末のF1モナコGPに先立ち、マクラーレンはランド・ノリスと新しい複数年契約を締結。2022年のドライバーマーケットのパズルの別のピースが完成した。

ランド・ノリスは、F1での中長期的な将来が保証されているシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に加わったが、ジョージ・ラッセルの2021年以降のキャリアの道はまだ決まっていない。

F1モナコGPの週末に先立ち、ジョージ・ラッセルは、どのチームにいるかに関係なく、次のF1契約が複数年契約になることを切望していると強調した。

「来年フリーエージェントになるというのが現在の僕のポジションであることは間違いないし、それは良いポジションだ」とジョージ・ラッセルは説明した。

「安定性と長い勤務期間が重要だと思う。最近、移籍した人々によって、新しいチームに飛び込んで適応することがどれほど難しいかはかなり明らかになっている思う」

「だから、来年は自分がどこにいるとしても、少なくとも2~3年はそこにいたいと思う。成長し、進歩するためには、その一貫性を保つことが非常に重要だと思う」

2022年にメルセデスF1のシートを獲得するというジョージ・ラッセルの希望は、バルテリ・ボッタスの去就にかかっている。7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは少なくとももう1年はF1に留まることを計画している。

メルセデスF1がバルテリ・ボッタスに来シーズン以降への延長を提供することを決定した場合、ジョージ・ラッセルにとって最も可能性の高い選択肢は、メルセデスのF1エンジンを搭載するウィリアムズF1との新しい契約に同意することだ。

ジョージ・ラッセルをウィリアムズF1に留めておくために長期契約を提供したいかと質問されたヨースト・カピートは「もちろんだ」と答えた。

「彼は素晴らしい仕事をしている。彼は素晴らしいドライバーだ。我々は本当に良い関係を築いてきた。彼は我々の将来に関してもウィリアムズと非常によく合うと思っている。彼が私たちの将来を信じてくれるなら、彼を維持するチャンスがあるかもしれない」

「ジョージが長年メルセデスのドライバーであることはご存じたと思うし、彼らが彼を手放すことはないと思う。成り行きを見守ってみよう。ドライバーについて話す時間はある。今はそれについて話し合う必要はない」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / ジョージ・ラッセル