ウィリアムズ:ラッセルが3戦連続Q2進出も5グリッド降格ペナルティ / F1イギリスGP予選
ウィリアムズF1は、F1イギリスGPの予選で3戦連続となるQ2進出を果たしたが、イエローフラッグ中に十分に減速しなかったとして5グリッド降格ぺナルティを科せられた。

皮肉なことに、そのイエローフラッグは20番手で終えたチームメイトのニコラス・ラティフィのスピンによるものだった。

ジョージ・ラッセル(15番手)
「僕たちは自分たちのパフォーマンスに満足するべきだ。これで3戦連続だ。僕たちは土曜日に速く、日曜日は遅くなっていたので、もっと日曜日向けにマシンをセットアップしていたので、今日のパフォーマンスはかなり驚きだった。マシンの感触は素晴らしいし、トラックを運転するのが本当に楽しかった。Q2に進めば、いつだってもっと良い結果をンぞむものだけど、現実的な目標はハースとアルファロメオに上回ることだった。次のチームであるアルファロメオはまだあまりに先にいるからね。自分の仕事には満足している。明日何が起こるか見てみよう」

ニコラス・ラティフィ(20番手)
「競争力を高めるために、一晩かけてマシンを大きくリセットした。マシンの調子はよくなったし、自信が増していた。自分自分、そして、最終ラップでのミスに非常に失望している。欲張りすぎてスロットルを踏んで、マシンをスピンさせてしまった。実際に、ラップを終えていれば、十分にQ2に進めるラップだったかもしれない。ジョージはそれが可能であることを示した。今週末はブダペストでの状況と比較して予選でのマシンに少し疑いを持って臨んでいた。でも、このようなトラックでもまだゲインが引き継がれていることが示されたと思う。いくつかポジティブな兆候がある。ガレージの私サイドは少しフラストレーションの溜まる結果となった」

デイブ・ロブソン (車両パフォーマンス責任者)
「今日のマシンのペースは非常に良く、昨日と夜に良い仕事をしたことが確認された。FP3の後、2人のドライバーは金曜日からクルマが良くなったと感じていたし、予選を楽しみにしていた。午後の困難なコンディションはドライビングを少し難しいものにしていたし、残念ながら、ニコラスは最後のアタックで風に負けてしまった。その結果として提示されたイエローフラッグでジョージはスローダウンすることになり、急速に進化するトラックでタイムを失った。彼のタイムは、3戦連続でQ2に出場するのに十分だった。しかし、残念なことにスチュワードはイエローフラッグに適切に対応しなかったと考え、その結果、明日のレースには5グリッド降格グリッドペナルティを受けることになった。明日はより涼しいコンディションが予想されるが、シルバーストンは依然としてタイヤに厳しいトラックであり、レース中はさまざまな戦略が期待できる。最近、予選よりもレースで難しいことがわかっていたので、今週末は予選とレースペースのバランスを取り直した。我々がこの点で進歩を遂げたかどうかは明日になればわかるだろう。明日の展開がどうであれ、ニコラスは昨日にジョージが試したテストアイテムに素早く順応し、ジョージは1日を通して強力なペースを発揮していたので、両ドライバーとも今日はよくがんばってくれた。マシンペースは引き続き改善しており、とりわけ、数週間後にスパから始まる次のトリプルヘッダーもあるので、高ダウンフォースが求められるハンガリーから、高い効率性が求められるシルバーストンのセットアップに合わせられた自分たちの力は残りのシーズンに向けて良い前兆だと考えている」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1イギリスGP