フォルクスワーゲン 大規模リストラ
フォルクスワーゲンは、電気自動車など成長が期待できる事業への転換を図るため、3万人の従業員を削減すると発表した。

フォルクスワーゲンは、ドイツ・ヴォルフスブルクの本社で記者会見を開き、世界の従業員の約5%に当たる3万人の従業員を削減する計画を明らかにした。

そのうちの2万3000人はドイツ国内で削減される計画であり、自主的な早期退職を促すことで削減を進めるとしている。

フォルクスワーゲンは、去年発覚したディーゼル車の排ガスをめぐる不正で巨額の対策費を計上。経営の効率化を迫られており、今年6月には電気自動車や自動運転の開発に力を入れる新たな経営戦略を打ち出している。

人員削減はその一環で行われ、2020年以降、毎年、37億ユーロ(4300億円余り)のコストが削減を期待している。

フォルクスワーゲンブランドのヘルベルト・ディースCEOは「自動車業界は、これまでにない大きな変化に直面している。今回の人員削減計画は、フォルクスワーゲンがその変化の先頭に立つために欠かせないものだ」と述べた。

フォルクスワーゲンは、今シーズン限りでWRC(世界ラリー選手権)から撤退することを発表。また、傘下ブランドのアウディもWEC(世界耐久選手権)から撤退し、電気自動車のレースであるフォーミュラEに集中することを決定している。

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カテゴリー: F1 / フォルクスワーゲン