ヴァージン・レーシング
ヴァージン・レーシングのテクニカルディレクターであるニック・ワースは、これから先もコンストラクターズ10位を目標にしなければならないと語る。

現在、ヴァージンはルーカス・ディ・グラッシのマレーシアGPでの14位が最高成績であり、ロータス、ヒスパニア・レーシングに次いでコンストラクターズ12位にいる。

ポイントはトップ10フィニッシュしたドライバーにしか与えられていため、ノーポイントのチームはベストフィニッシュした順位で決められる。

ロータスはオーストラリアGPでのヘイキ・コバライネンの13位が最高であり、ヒスパニア・レーシングはカルン・チャンドックが2度の14位フィニッシュを成し遂げているため、ヴァージンより前にいる。

「ライバルがシーズン序盤の状況でアドバンテージを得て、結果を出したので、我々は12位にいる」とニック・ワースは語る。

「我々は再びそのような機会が訪れた場合にアドバンテージを得られるように、クルマにパフォーマンスを与え続けなければならない。最後までプッシュし続けて、何が起こるか見てみるつもりだ」

ニック・ワースは、ヴァージンがそのような力強い結果を出すには、消耗戦が必要であり、雨のイベントで順位をあげられるための十分なダウンフォースはないと考えている。

「非常に才能のあるドライバー、特にティモ・グロックには経験があるが、ウェットトラックでそのようなことができると仮定するのはあまりに楽観的だ」

ニック・ワースは、ハンガリーGPの予選でティモ・グロックが新チームトップのパフォーマンスをみせたことから、ヴァージンには現在新チームで最高のペースがあることを示していると付け加えた。

ロータスのマイク・ガスコインは、チームは現在2011年マシンの設計に集中しており、まだ2010年マシンの開発を続けているヴァージンに新チームバトルで前にでるチャンスを与えている。

「ハンガロリンクのような低速コーナーのあるトラックは、ロータスと比較して我々には好都合とは言えなかったので、そこでの我々のパフォーマンスは我々が遂げた潜在的な進歩を示している」

「我々はシーズン後半は焦点を(信頼性のトラブルシューティングではなく)開発に切り替えた。我々は学習曲線を維持しなければならない」

「ロータスの発展が止まるかどうか見てみるつもりだ。我々には計画があるし、全てのチームが懸命に取り組んでいる。現在のウイング論争を考慮すれば、彼らはシーズン後半にする、それどころか来年のクルマを再評価しなければならないだろうと確信している」

コンストラクターズ10位争い

10.ロータス (ベストリザルト - 13位、14位、14位)
11.ヒスパニア・レーシング (ベストリザルト - 14位、14位、15位)
12.ヴァージン (ベストリザルト - 14位、16位、17位)

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カテゴリー: F1 / ヴァージン