「F1カナダGPが6月14日に開催されるとは思えない」とヴィルヌーヴ
元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、新型コロナウイルスの状況はさらに悪化する可能性があると考えており、6月14日に予定通りにF1カナダGPが開催されるかどうかを疑問視している。

現在、イタリアとフランスでテレビコメンテーターを務めているジャック・ヴィルヌーヴは、イタリア・ミラノ近郊に住んでいる。この地域は世界的にどこよりも新型コロナウイルスの被害が最も大きい地域となっている。

「指示に従って家にいることを強いられている」とジャック・ヴィヌーブは Le Journal de Montreal にコメント。

「ここには何千もの感染者が出ているけど、まだ終わりには程遠い。そして、今、僕たちがここで経験していることは、他の場所でも起こることになるだろう。特にスペインとフランスでそれを目にしている」

「次のステップは、アメリカになる可能性が非常に大きい。誰かに警告したいわけではないけど、この傾向が続けば、状況は悪化する可能性がある」

アメリカでは5月24日に開催予定さった伝統のインディ500が8月23日に延期されることが決定した。そして、6月14日のF1カナダGPも延期に向かっていることは明らかだ。

それでも、ジャック・ヴィルヌーブは、モントリオールが実際に2020年シーズンの開幕戦になれば素晴らしいことだと考えている。

「モントリオールにとって名誉なものになるだろう。グランプリがモントリオールで夏に幕を開ける。毎年待ち望まれている素晴らしいイベントだ」

しかし、ジャック・ヴィルヌーブは、レース開催に暗雲が立ち込めていることを認める。

「カナダはウイルスの後ろにいる。6月14日に開催されるとはほとんど信じられない」

「でも、良いニュースは、サーキットの組み立てを遅らせることができることだ。バクーやモナコほど複雑ではない」

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カテゴリー: F1 / ジャック・ヴィルヌーヴ / F1カナダGP