F1ベトナムGP:放置されたハノイ・サーキットのなれの果て
ベトナムでのF1開催の夢は終わったようだ。放置されたハノイ・サーキットにはプラスチック廃棄物が散らばっている。

F1ベトナムGPは、2020年に初開催される予定だったが、新型コロナウイルスの世界的な大流行によって中止に追いやられた後、複数年契約は実現せず、F1カレンダーに戻ってきていない。

ベトナム最大のビングループ(VinGroup)が年間6000万ドル(約88億円)の費用を負担し、ナイトレースを開催する契約は、F1ベトナムGPのベトナムGPの主要支援者でハノイ市人民委員会のグエン・ダク・チュン元主席が汚職で逮捕され、懲役10年の刑を言い渡されたことで白紙化された。

現在、AFP通信社は、フェンスが張りめぐらされて放置されたハノイ・サーキットの写真を公開。アスファルトにペイントされた「Vietnam」の文字が薄っすらと残っている。現在では、こっそり忍び込んだサイクリストにしか使用されていないという。

情報筋はAFPに対し、「チョン氏がいなければ、ハノイでのレースの未来は暗い」と語った。

ベトナムの政府系メディアによれば、ハノイは昨年6月、2022年から2029年の間のレース開催を除外したと伝えている。先月発表された2023年のF1カレンダーにもF1ベトナムGPは含まれていない。

地元のファンはF1ベトナムGPの結果に失望している.

「本物のドライバー、F1カー、レーシングチームを見る初めての機会だっただろう。F1レースに参加するのがどんな感じかを本当に感じたかった」と23歳の地元の人は語った。

「実現しないのは悲しいことだ。将来また開催できることを願っている」

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カテゴリー: F1 / F1ベトナムGP