セバスチャン・ベッテル、フェラーリ最後の予選でもマシンに馴染めず / F1アブダビGP 予選
セバスチャン・ベッテルは、フェラーリでの最後の予選となったF1アブダビGPでもマシンと馴染むことはできなかった。予選を終えて、フェラーリがグリッド上のドライバー間で最大のペースギャップがあることは“謎”だと語った。

シーズン開幕前、セバスチャンは今シーズン限りでフェラーリを放出されることが発表された。それ以降、セバスチャン・ベッテルは多くのレースでシャルル・ルクレールに対して大きなタイム差をつけられた。

セバスチャン・ベッテルが33ポイントしか獲得できていないのに対し、シャルル・ルクレールは98ポイントを獲得。ドライバーズ選手権のランキングでは6位と13位という差がついた。

外部から見ても本当に同じマシンに乗っているのか疑わしいほどであり、数か月前にはセバスチャン・ベッテル自分も妨害行為を受けているのではないかと疑問を口にするほどだった。アブダビではそれについて言及しなかったが、フェラーリがグリッドの上のチームのなかで最大のデルタが開いているのは“謎”だと語った。

アブダビでも、シャルル・ルクレールはQ3進出を果たして9番グリッドを獲得したが、セバスチャン・ベッテルはベストタイムでルクレールより0.7秒遅く、Q2敗退を喫して13番手で予選を終えた。

「マシン間にこんなに大きなデルタがあるのは明らかに謎だ。ピットレーンのどこにもこんなに大きなデルタがあるとは思わない」とセバスチャン・ベッテルは語った。

「でも、自分の予選、ラップには満足している。常にもう少しがあると感じるものだ。すべてを考慮に入れれば、0.1秒くらいかもしれないけど、明日何ができるか見てみよう」

「もっと上位ならよかったけど、うまくいかなかった。良いセッションでした。自分自身には満足している。結果には満足していないけどね。今年は何度もこんな感じだった」

明日のF1アブダビGPは、フェラーリとの6年間を終える最後のレースとなる。個人的には感情的になっているが、コース上ではチェッカーフラッグを受けて、SF1000に別れを告げることを楽しみにしていると語る。

「明日は、特にメカニックやガレージのスタッフたちと感情的なものになるだろう」とセバスチャン・ベッテルは語った。

「明らかに、結果に関しては、それほど高くはない。だから、チェッカーフラッグを見るのを楽しみにしている」

4回のF1ワールドチャンピオンに別れを告げるという点では、フェラーリからそれほど多くのものはなかった。チームメイトのシャルル・ルクレールは、ベッテルのデザインを模したヘルメットで敬意を表している。

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ / F1アブダビGP