F1 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 2018年のF1世界選手権
F1バルセロナ合同テスト3日目にカタロニア・サーキットのトラックレコードを更新したセバスチャン・ベッテルだが、フェラーリのペースをあまり深読みしすぎないよう警告した。

セバスチャン・ベッテルは、ピレリの最も柔らかいハイパーソフトで1分17秒182をマーク。前日にダニエル・リカルド(レッドブル)が記録したタイムを0.865秒上回り、非公式ではるがカタロニア・サーキットのトラックレコードを更新した。

しかし、セバスチャン・ベッテルは「ただのタイムだ」と現時点で最速タイムは重要ではないと主張する。

「多くの走行時間があったし、重要なのはクルマが一日を通して機能していたことだ。僕たちは200周近く走ったし、そこは良かったよ! 全体的にコンディションは昨日より良くなっていた。比較するのは常に難しいけど、今後の2週間が重要だ」

「常に何をやっているかで変わってくる。タイムシートを見るのは間違った結論だ。1周のタイムではわからない。今日はトラックもかなり速かったと思うけど、僕たちは他の人たちとは少し異なるプログラムを行っていた」

セバスチャン・ベッテルは、フェラーリは開幕戦オーストラリアGPにむけてテストで学んだことを生かすことが重要だと語る。

「もちろん、僕たちの目標はトップに立つことだけど、今は何かを語るタイミングではない。今週よりも多くのマシンが一緒に走ることになるし、タイムシートを考えるのに時間はある。あと数日もすればオーストラリアに向けてもう少し分わってくるはずだ」

「今はクルマが自分たちの思う通り、期待通りに機能していることが重要だ。まだもっと良くできると思うし、自分たちがどの位置までいけるか見てみよう。最近は多くの変数が絡んでくるので把握するのは難しい。燃料とタイヤだけだったのが、今はエネルギーやモードなど多くのことがある。だから、結論付けるタイミングではない」

セバスチャン・ベッテルは、木曜日の走行で最もポジティブだったことのひとつとして、フェラーリがSF71Hの知識量を増やすことができたことだと強調する。

「かなり満足している。初めての冬季テストでもないし、シーズンに向けた初めての準備でもない。通常のスケジュールだし、レースシミュレーションでは何かしらのことが起きるものだ。スムーズな走行ができたし、マシントラブルもなく、赤旗もなかったので、完了できた。それにスタッフにとってもピットストップが練習できた。堅実なテストだった」

「ペースについてはわからないけど、いつだって、あそこやそこをもっとうまくできたと思うものだ。レースみたいにね! でも、問題はないい。一番は多くの周回を走れたことだ。レースシミュレーションで周回数を稼げたし、クルマを理解することが重要だった。正直、まだ理解する必要のあることや乗り越えていくべきことがあると思う」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ