セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルが、バクーでのルイス・ハミルトンとの接触についてF1オーストリアGPの木曜記者会見で改めて謝罪した。

F1アゼルバイジャンGPの決勝、セバスチャン・ベッテルはセーフティカー期間のリスタートへの準備中に前方を走るルイス・ハミルトンに追突。ブレーキテストをされたと感じたベッテルは、ハミルトンに自分のマシンをぶつけた。

レース中、セバスチャン・ベッテルには10秒のストップ&ゴー・ペナルティが科せられたが、処分としては甘いとの声もあり、FIAは7月3日(月)に改めて調査を実施。セバスチャン・ベッテルは自らの非を認め、ルイス・ハミルトン、および公衆に謝罪した。

F1オーストリアGPの木曜記者会見に出席したセバスチャン・ベッテルは、事件について改めて謝罪したが、FIAが決断を下したことで事故についての見解を説明する必要はないと感じていると述べた。

事故についての説明を求められたセバスチャン・ベッテルは「それが必要だとは思わない」とコメント。

「何度も見たと思うし、僕はそれを見た。もちろん、クルマの中と外では非常に異なる見解があった」

「レース後すぐにルイスと話す機会があったけど、これ以上大きくしたくない。僕たち二人の間にとどめておくことが適切だと思う。でも、僕は言わなければならないことは全て言ったと思う」

「彼に並んでタイヤをぶつけたのは間違った動きだった。それがここにいる皆さんの聞きたいことだと思う。でも、それ以上話すことはない。あの時は驚いてしまい、ルイスがブレーキを踏んだと感じた。彼のクルマに追突するのを避けることができなかった」

「でも、その後の声明のなかで言ったように、そのような意図はなかったと思っているし、彼が実際に僕にブレーキテストをしたとは思っていない。僕は動揺していたし、過剰に反応してしまった」

「自分を誇りに思うか? いいや。取り消せるか? できない。反省することは? それならできる。だから、これ以上引きずる必要はないと思っている」

怒りをコントロールすることに問題を抱えているのではないかとの質問には「そうは思わない」とコメント。

「そう思われても仕方がないのはわかる。でも、かなり熱い状況にも多く直面するけど、そんな風に感じたことはない」

ストップ&ゴー・ペナルティは軽い処分だと思わないかと質問されたセバスチャン・ベッテルは、レースに優勝してチャンピオンシップのリードを広げる可能性を逃したことで十分な影響を受けたと感じている。

「僕はペナルティを受けたし、彼のクルマの故障や問題によって僕が勝っていたかもしれない。勝てるレースで4位でフィニッシュしたレースで僕が満足していないと言ったことを信じてほしい。どれくらいのポイント差があるかを伝える必要がないよね。彼を傷つけるつもりはなかったし、彼を殴ろうとしたわけでもない」

「過剰に反応してしまった。低速だったし、彼を傷つけたり、彼のクルマにダメージを負わせようという意図はなかった。振り返れば、間違った行為だったし、危険だった。それに不必要だった」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ / F1オーストリアGP