セバスチャン・ベッテル F1
セバスチャン・ベッテルは、F1アゼルバイジャンGPのセーフティカー中でのルイス・ハミルトンへの行為が“過剰反応”だったと謝罪し、マシンをぶつけたことでハミルトンを“危険な状況”にさらしたと認めた。

3日(月)、FIAはパリの本部にセバスチャン・ベッテルを呼び、F1アゼルバイジャンGPでの接触事故について調査を実施。ベッテルにさらなるペナルティを科さないことを決定した。

セバスチャン・ベッテルは朝早くにFIAに非公式に謝罪をしていたが、FIAの発表直後、バクーでの接触事故について自身の行為の過ちを認める謝罪文を自身のオフィシャルサイトに発表した。

事故直後はルイス・ハミルトンが“ブレーキテスト”をしてきたというスタンスを崩さなかったセバスチャン・ベッテルだったが、FIAと共に詳細をチェックした後、その意見は変わったと述べた。
「リスタートラップで僕はルイスに驚き、彼のクルマのリアに追突した」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

「今になってみれば、彼にはまったく悪意はなかったと思っている」

「行動の最中とその後、僕は過剰な反応をしていた。従って、僕はレースを観ていた全ての人々と同様にルイスに直接謝罪したい。自分が良い例ではなかったことをはっきりと理解している」

「僕はいかなる時もルイスを危険な状態にさらす移行はなかった。でも、自分が危険な状況を引き起こしたと理解している」

「したがって、FIAに謝罪したい。僕はバクーでスチュワードによって科せられたペナルティだけでなく、今日のパリでのミーティングでなされた決定を受け入れ、尊重している」

「僕はこのスポーツを愛しているし、将来の世代のためのお手本になれるようにそれを表していきたいと固く決意している」

FIAは、バクーのような行為が繰り返されるようであれば、すぐにすぐにFIA国際法廷に委ねことを警告しており、セバスチャン・ベッテルは今年のイベントで若いドライバーの教育を手助けすることに合意している。

また、セバスチャン・ベッテルはFIAの交通安全運動からは外されることになる。

セバスチャン・ベッテルは、ペナルティポイントが9点に達しており、今週末のオーストリアGPで3点を加算されることになれば、F1イギリスGPではレース出走停止処分が下される。

セバスチャン・ベッテルが厳罰を免れたのは今回が2度目。2016年のF1メキシコGPでコースオフしたにも関わらず順位を譲らなかったマックス・フェルスタッペンに激怒し、ペナルティを検討していたチャーリー・ホワイティングに対して無線で放送禁止用語で2度「うせろ!」と暴言を吐き、レース後に謝罪したことでペナルティを免れている。

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ