シャルル・ルクレール フェラーリF1残留「他チームからオファーがあった」
シャルル・ルクレールがフェラーリとの新契約を締結したことで、2027年以降を見据えたF1ドライバー市場が再び活発化している。

モナコGPを前に発表された契約延長によって、ルクレールとフェラーリの長期的な関係は継続されることになった。しかし、その裏では他チームからのアプローチも存在していたことを本人が認めている。

さらにマーティン・ブランドルは、ルクレールが少なくともマクラーレンとメルセデスと接触していたとの見方を示した。

ルクレール「フェラーリ以外の選択肢もあった」
シャルル・ルクレールは、フェラーリとの契約延長発表後、ライバルチームから接触があったことを明かした。

「そうだ。オファーはあった」

どのチームだったのか問われると笑顔を見せながらも明言は避けた。

「誰だったかは言わない。彼らが言いたければ言えばいい。でも僕にとっては、フェラーリが常に唯一の選択肢だった」

ルクレールには以前からアストンマーティン、メルセデス、レッドブル・レーシングとの関連が報じられてきたが、今回の発言によって実際に他チームからのアプローチが存在したことが明らかになった。

また、元F1ドライバーで解説者のマーティン・ブランドルは、ルクレールが契約更新前に市場の状況を探っていたのは当然だとの見方を示している。

ブランドルは、ルクレールが契約延長の理由として繰り返しフレデリック・バスールの名前を挙げていることに注目した。

「彼はいつもフレデリック・バスールの名前を挙げている。それはまるでブリーフィングを受けているかのようだ」

「彼はチーム代表としてのバスールを支えたいのだろう。2人の関係は非常に近いし、ルイス・ハミルトンも同じだ」

「彼らはジュニアカテゴリー時代からバスールと一緒に戦ってきた」

そのうえでブランドルは、契約交渉の裏側についても言及した。

「もちろんフェラーリとの長く続く愛情物語だ。しかし契約更新前に他チームと接触して市場がどうなっているか確認したのも事実だ」

「トップチームのドライバーなら、それは当然の仕事だ。その点ははっきりさせておくべきだろう」

さらに、ルクレールが実際にどのチームと話をしていたのか問われると次のように語った。

「全チームではないだろう。しかし少なくともマクラーレンとメルセデスとは話をしていたはずだ」

フェラーリで王座を獲る夢は変わらず
ルクレールは他チームからの関心があったことを認めながらも、自身の目標は変わらないと強調した。

「チームへの愛情はとても大きい」

「もちろん、勝利はどのドライバーにとっても重要だ。だから僕たちはレースをしている」

「そしてフェラーリで勝つことには、僕にとって特別な意味がある。F1で過ごしてきた全ての年月を、その目標のために捧げてきた」

一方で、新契約にパフォーマンス条項や離脱条項が盛り込まれているかについては詳細を明かさなかった。

「まだそれを達成できていない。少なくともシーズンを通してはね」

「契約の詳細については話せないので、その質問には答えられない」

「ただ、それが議論の一部だったことは確かだ」

ブランドルもルクレールのキャリアについて高く評価している。

「彼はもうフェラーリで8年目だ」

「しかし本当に成功したと言えるだろうか?」

「最後に勝ったのは2024年の半ばだ。しかし今週末は勝つかもしれない」

「彼は間違いなくグリッドでも最高レベルのドライバーのひとりだ。フェラーリにとっても、彼自身にとっても素晴らしい契約だと思う」

ハミルトンは契約延長交渉を否定
2027年までフェラーリとの契約を結んでいるルイス・ハミルトンは、すでに次の契約交渉が始まっているとの見方を否定した。

「いや」

ハミルトンはそう答えた。

「それについて考える時間は後で十分にある。まだ時間はたくさんある」

「今はまったく考えていないし、交渉もしていない」

ベアマンはフェラーリ入りを焦らず
フェラーリ育成出身のオリバー・ベアマンも将来のフェラーリ昇格候補と見られている。

今季はハースF1チームでエステバン・オコンを上回るパフォーマンスを見せているが、自身は焦りを感じていないという。

「失望していないし、不満もない」

「今起きていることはすべて僕のキャリアの一部だ」

「ハースで働くことを楽しんでいるし、2027年もハースに残ることを悪いことだとは思わない。むしろ素晴らしい機会だ」

ただし、来季の去就については明言しなかった。

「分からない」

フェルスタッペンは2028年以降を慎重に検討
移籍市場で最も注目を集める存在のひとりがマックス・フェルスタッペンだ。

レッドブル・レーシングとの現行契約は2028年まで残っているが、チーム側から延長の打診があったことを認めた。

「そうだ」

フェルスタッペンは契約延長の可能性について問われるとそう答えた。

「ただ、しばらく新しい契約にはサインしていない。それは普通のことだ」

しかし現時点で急ぐつもりはないという。

「今の僕にとって最優先事項ではない。まだ契約は2年残っているからね」

「まずは2028年以降も続けたいかどうか、自分自身で決めなければならない」

「だから急いでいない。もし急いでいたなら、2040年までの契約にサインしていただろう」

2026年シーズンはまだ序盤だが、ルクレールの契約延長によって次の焦点はフェルスタッペンの将来へと移りつつある。マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングを中心に、次世代の勢力図を左右するドライバー市場の駆け引きはすでに始まっている。

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ / F1モナコGP