セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルは、F1インドGPで完全勝利への衝動を抑えられなかったようだ。

ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、新しいブッダ・インターナショナル・サーキットで快適なリードを保って初代ウィナーに輝いた。

すでにワールドチャンピオンを獲得しているセバスチャン・ベッテルだが、レース優勝がほぼ確実になった終盤、ファステストラップを記録するためにハードにプッシュした。

セバスチャン・ベッテルは、2週間前のF1韓国GPでも同じようにチームからの要請を無視して終盤にプッシュしてファステストラップを記録し、チーム代表にたしなめられていた。

「エンジニアから何が目標なのかを確認する連絡が何度かあったよ。ファステストラップにトロフィーはないってね」とセバスチャン・ベッテルは認めた。

チームからの指示はベッテルがファステストラップを記録した残り2周の前に出されていたが、ベッテルは最終ラップでもタイムをさらに更新した。

「前回のレース後にそのことについて話し合い、セブは謝罪していたんだがね」とチーム代表のクリスチャン・ホーナーは Telegraph に笑いながらコメント。

「その2週間後にこれだ。でも、彼は分別のある男だ。彼にはまだ余力があったのだろう」

レッドブルは、ベッテルのその“余力”を抑えるために、エンジンの回転数を下げ、KERSシステムをオフにするように指示していた。

「それでも彼は最後にパープルのセクタータイムを記録していた」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

セバスチャン・ベッテルは、F1を支配している今、記録にチャレンジすることでモチベーションを保っているとの見方を否定した。

「僕たちはまだハングリーだし、モチベーションは失っていない」とセバスチャン・ベッテルは主張。

「いろんな人が質問しに来るけど、僕たちは彼らに適切な答えを与えていると思うよ」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / レッドブル・レーシング