マックス・フェルスタッペン F1タイトル争うノリスの実力は「昨年から本物」

今季、フェルスタッペンは夏休み以降に大逆襲を見せ、オランダGP終了時点でオスカー・ピアストリに104ポイント離されていた状況から、モンツァ、バクー、オースティン、ラスベガスでの優勝により流れを完全に引き戻した。
それでもノリスは、今週末のルサイルでフェルスタッペンとピアストリに1ポイントでも上回れば、1戦を残して初タイトルが決まる。
フェルスタッペン「ノリスは“別のドライバー”になった」
フェルスタッペンは、今季のノリスが昨年よりも成熟したと感じている。
「最近はすべての週末がとても良い形でまとまっている。そういう意味で、彼は間違いなく昨年とは少し違う」
フェルスタッペンはそう語り、成長の背景には過去の経験値があると説明する。
「毎年、過去のミスや『もっとできた』と思う週末から成長する。それは誰にでも言えることで、ランドだけ特別というわけではない」
「昨年言ったことは本気だった」ノリス成長予言の“的中”
フェルスタッペンは昨年ラスベガスGP後、ノリスにこう伝えていた。
「君の時代は来る。焦るな。マクラーレンが苦しい時期でも、君にはタイトルを獲れる能力があると分かっていた」
その言葉について、フェルスタッペンは改めてこう語る。
「昨年言ったことは本気だった。嘘はひとつもない。今シーズンを見れば明らかだ。時には忍耐が必要で、自分の瞬間が来るのを待つだけだ」

ノリス「うまくいっている理由は2つ」自身が語る進化
当のノリスも、自らの成長を実感している。フェルスタッペンの言葉を受け、今季うまくいっている理由を2点挙げた。
「うまくやれている理由は2つ。まず、自分自身のパフォーマンスが良くなっていて、良い仕事ができる週末が増えたこと」
「そして2つ目は、悪い日や悪いセッションでも、前よりネガティブにならずに、ポジティブに捉えて挽回できると信じられるようになったことだ」
昨年のノリスは速さこそ光ったものの、週末のミスや不運で流れを失う場面が多かった。しかし今季は開幕から速さと安定感を両立し、フェルスタッペンを抑えて首位の座を守り続けている。
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