マックス・フェルスタッペン F1タイトル争いでの“伸び率”は「怖い」とベッテル
4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、マックス・フェルスタッペンの伸び率は「怖い」と語り、今季終盤のタイトル争いに向け「まだ進化し続けている」と評価した。

フェルスタッペンは現在、ポイントリーダーのランド・ノリスに24ポイント差、同ポイントのオスカー・ピアストリと並ぶ状況で、残り2戦で逆転タイトルの可能性を残している。

ベッテル「彼はまだ良くなっている。それが一番怖い」
ベッテルはポッドキャスト『Beyond the Grid』で次のように語った。

「怖いのは、彼がさらに良くなっていることだ。我々はマックスが速いのを知っているけれど、彼はまだ進化している。まだハングリーだし、まだ学ぼうとしている」

「彼は舞台裏でも非常に努力している。それがこれほど強い理由だ」

「もちろん、彼は多くの才能にも恵まれている。グリッドで最も才能あるドライバーの1人だとしても、彼を最も強くしている要素は、結局は常に“頭”だ」

「重要な場面で冷静さを失わず、ほとんどミスをしない。必要な時に結果を出す。プレッシャーを感じてはいないわけじゃない。我々全員が感じている。でも彼は、頭の中でそのプレッシャーを脇に置き、重要なことに集中できる空間を見つけられるんだ。」

マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

「彼の方がプレッシャーは少ない。タイトルをすでに勝っているから」
フェルスタッペン、ノリス、ピアストリの三つ巴となるタイトル争いについて、ベッテルはフェルスタッペンが最もプレッシャーを受けにくいと指摘した。

「今の状況ではそうだと思う。彼はすでにタイトルを獲っている。そんなに多くの人間があれだけのタイトルを獲ったわけじゃないけれど、僕は運良くいくつか勝つことができた」

「一番大きな解放感を感じたのは最初のタイトルだ。初優勝と同じだよ。“自分はこれができるんだ”ってね。その後は、より一層タイトルを獲りたいという思いが強くなる」

「彼は“自分がタイトルを獲れる”と証明する必要がもうない。今の立場で彼はこう考えているはずだ。“完璧にやり切るだけ。それでうまくいけばいい。ダメならダメだ”とね。」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / セバスチャン・ベッテル