マックス・フェルスタッペン 予選Q2敗退後は「ガレージを破壊したかった」 F1
マックス・フェルスタッペンは、F1サンパウログランプリで17番グリッドから大逆転劇を演じる前に、「ガレージを破壊したかった」と思っていたことを明かした。

3度のワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、雨の影響を受けたスリリングなレースで素晴らしい追い上げを見せ、4度目のワールドタイトル獲得に王手をかけた。

フェルスタッペンは、日曜の朝に延期された予選で衝撃的なQ2敗退を喫し、レッドフラッグが出されたタイミングに激怒した。

10レースぶりの優勝と、タイトル争いのライバルであるランド・ノリスにとって難しい午後となったことで、レッドブルのドライバーは62ポイントのアドバンテージを広げ、次のラスベガスのレースで世界チャンピオンに輝く可能性が出てきた。

フェルスタッペンは、日曜日は「ジェットコースターのような」感情の起伏があったと認めた。

「予選後にガレージを破壊したいという気持ちからレースに勝ちたいとい気持ちまで感情はめまぐるしく変化した。ジェットコースターのような気分だった」とフェルスタッペンは語った。

「これほど後ろのグリッドから優勝できるなんて信じられない。選手権でポイントを失うことになると思っていた。今は、クリーンなレースをしたいだけだ。でも、ラスベガスでタイトルを確定させることは考えていない」

フェルスタッペンは、悪条件の中で選手権をかけた戦いがあったことを踏まえ、キャリア62勝目は最高の勝利のひとつだと考えている。

「雨が降ってきて、コースにとどまったけど、非常に危険な状態だった。とにかくコース上でのマシンを維持することに集中しなければならなかった。あのコンディションでは、運転は不可能だった。まるでボートやジェットスキーを運転しているような気分だった」

「チャンピオンシップのことを考えなければならないので、多くのことが懸かっていた。だから、僕にとってはこれが最高の1勝だ。チームにとっても、厳しい時期が続いていただけに、大きな後押しになる」

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンの勝利を「マスタークラス」と表現した。

「ウェットでもドライでも、彼は現時点で世界一だ」とホーナーはSky Sports F1に語った。

「今日の彼のドライビングは最高の一つだった」

「これで彼は偉大なドライバーの仲間入りを果たした」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1ブラジルGP