アストンマーティン・ホンダF1の進化 ニューウェイ「レッドブル初期と同じ」

それでもニューウェイは、かつてレッドブルを王者へと導いた経験を引き合いに出し、ホンダとの新たなパートナーシップを含め、組織全体を一歩ずつ成熟させていくことが成功への唯一の道だと強調した。
レッドブル初期時代と重なる現在のアストンマーティン
ハンガリーGPでアストンマーティンは大規模なアップデートを投入し、フェルナンド・アロンソが今季2度目となるQ2進出を果たした。決勝ではランス・ストロールが13位、アロンソが14位とポイントには届かなかったものの、中団グループで戦える競争力を取り戻しつつあることを示した。
さらに、夏休み明けのザントフォールトではホンダF1が新パワーユニットを投入する予定であり、シャシーとPUの両面で戦闘力向上が期待されている。
しかし、チーム代表も兼務するニューウェイは、現在の状況を2006年にレッドブルへ加入した当時になぞらえ、短期間で結果が出るプロジェクトではないと説明した。
「多くの意味で、レッドブルに加入した頃を思い出すよ」
「チーム全体、文化、そして技術面を発展させていくことが重要なんだ」
「一夜にして実現するものではない。今回はさらに、ホンダという新しいパートナーがいて、パワーユニットに何が求められるかを理解していくプロセスも加わっている」

ホンダとの挑戦も「簡単ではない」
ニューウェイは、現在のプロジェクトが決して容易ではないことも率直に認めた。
「正直に言えば、取り組むべきことは非常に多いと感じている」
「グリッド後方、あるいはその近くにいる状態で、トップとの差を見ると『あれは乗り越えられない山ではないか』と思ってしまうものだ」
一方で、レッドブルで経験した成功体験が、現在のアストンマーティンにも生かせると考えている。
「以前の経験から言えば、もしトップまでたどり着くことができれば――もちろん約束はできないけれど――レッドブルで経験したように、ある時期には当たり前のように勝てるチームになっているかもしれない」
「その時には、自分たちは特別なことをしているとは感じなくなるものなんだ」
「すべては実現可能だ。ただ、そのためには必要なものを一つひとつ正しい場所へ揃えていかなければならない」
成功は一人では築けない
ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで14台のタイトル獲得マシンを設計してきたニューウェイだが、自身の実績だけでチームを勝者へ導けるわけではないと強調した。
「これまで幸運にも素晴らしい成功を収めることができたが、私は大勢いるメンバーの一人にすぎない」
「大切なのはチームワークだ。全員が一つにまとまり、同じ方向を向いて前へ進むこと。それが何より重要なんだ」
ハンガリーGPで見えたシャシーの前進に続き、次の焦点はホンダF1が投入する新パワーユニットとなる。ニューウェイは頂点到達を約束こそしなかったものの、レッドブルで歩んだ成功への道筋を再びアストンマーティンで築こうとしている。
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