レーシングブルズF1勢 マックス・フェルスタッペンの「間抜けども」発言に反論
マックス・フェルスタッペンがF1ハンガリーGPでレーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドを「間抜けども」と無線で罵倒した一件について、両ドライバーが当時の状況を説明した。

2人は、レース中にブルーフラッグ表示システムが正常に機能せず、通常とは異なる状況で周回遅れ対応を迫られていたことが混乱の原因だったと明かし、自分たちは可能な限り先頭争いの妨げにならないよう努めていたと強調した。

ブルーフラッグ表示の不具合が混乱を招く
ハンガリーGPでは、一時的なマーシャリングシステムのトラブルによって通常使用される電光式ブルーフラッグ表示が機能しなかった。そのため、ドライバーは手旗やミラー、ダッシュボードの情報、そしてチームからの無線に頼って状況を判断することになった。

フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンから2位を守る攻防の最中、前方で争っていたローソンとリンドブラッドを周回遅れにするまで時間を要し、無線で「あの間抜けどもは何をやっているんだ」と怒りを爆発させていた。

リンドブラッドは、システムの不具合がドライバー全体に混乱を招いていたと振り返る。

「それほど難しい状況ではなかった。バーチャルミラーで前後のクルマやギャップは見えるし、実際のミラーもあるから少しは楽だった」

「でも、追い抜いていく側のクルマにとっては残念な状況だったと思う。理想的ではなかったね」

さらに、ブルーフラッグ表示そのものにも異常があったと説明した。

「7周目だったと思うけど、チェコ(セルジオ・ペレス)に対するブルーフラッグが表示された。でも7周目で彼がそんなに後ろにいるはずはない。システムで何が起きていたのか分からなかった」

「しかも番号が表示されず、ただブルーフラッグだけだった。それではあまり役に立たない。でもチームがサポートしてくれたし、ダッシュボードのデルタタイムも確認しながら、できるだけリーダーたちの邪魔にならないようにしていた」

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ローソン「邪魔にならないことだけ考えていた」
一方のローソンも、レース終盤にはルイス・ハミルトンの直後を走行しているところへ、新しいタイヤを履いたフェルスタッペンが急接近する場面に遭遇した。

フェルスタッペンはハミルトンとローソンを一気に抜き去る豪快なオーバーテイクを決めたが、ローソンは自身がその攻防に巻き込まれないことだけを考えていたという。

「僕は邪魔にならず、できるだけその争いに巻き込まれないようにしていただけだった」

「僕は周回遅れではなかったから道を譲る必要はなかった。でも、彼があそこで仕掛けてくるとは思わなかった」

「もちろん遅い飛び込みは見えた。あの場面では彼らの後ろでかなりタイムを失ってしまって正直ストレスだった。でも、あれは素晴らしいオーバーテイクだった。本当にマックスらしい動きだった」

「間抜けども」発言の背景が明らかに
フェルスタッペンの「間抜けども」という無線は大きな話題となったが、ローソンとリンドブラッドの証言からは、ブルーフラッグ表示システムの不具合という特殊な事情があったことが分かる。

両者ともリーダー争いを妨げないよう最大限配慮していたと説明しており、フェルスタッペンが後方から見ていた状況とは異なる事情が存在していたことが明らかになった。

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