F1王者フェルスタッペンの引退脅迫に「利己的になってはならない」とCEO
ステファノ・ドメニカリは、F1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンの脅迫に対処する一方で、F1に対して「利己的になってはならない」と警告した。

F1 CEOのドメニカリは、スプリントレースや先日のF1マイアミGPでのレース前のショーなど、グランプリレースが新しい形式を導入することに貢献してきたものの、レースが始まる前に気が散ると考えるドライバーもいるなど、その評判は散々だった。

しかし、ドメニカリは、ドライバーは自分たちが「より広い視野の一部」であることを認識する必要があり、F1はレース週末を通じてファンにもっと応えなければならないと感じている。

「私は、人々が言いたいことを言えないような社会は望んでいない」とドメニカリはDaily Mailに説明した。

「しかし、ドライバーは時に、自分たちがより広い視野の一部であることを思い出す必要がある。利己的になる必要はない」

「彼らはこのスポーツとビジネスの一部であり、我々がより大きく考えるからこそ成長する」

「コンフォートゾーンから外れることは時には簡単ではないが、怠けたり満足したりすることはできない。スプリント・ウィークエンドのフォーマットについては、予定されている6回の機会にそれを試してみたら、シーズンの終わりにの一部を見直すことができる」

「毎週末にスプリントがあるわけでもない」

「しかし、我々は新しいオーディエンスを獲得しており、すべてのセッションでお金に見合った価値を提供する必要がある。エンジニアとドライバーの利益のためにだけにみんなをぐるぐる回らせるようなことはしない」

マックス・フェルスタッペン F1 ステファノ・ドメニカリドライバーを批判し、フェルスタッペンの引退の脅迫については語ったステファノ・ドメニカリ

2度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、F1が伝統的なグランプリの週末を離れて行った変更に対して批判的で、2023年最初の週末となるアゼルバイジャンのスプリントレースでその不快感を露わにした。

このフォーマットはオーストリア、ベルギー、カタール、アメリカ、サンパウロの各グランプリでも実施される予定となっている。

フェルスタッペンは、中国とエミリア・ロマーニャのレースがキャンセルされる前の2023年のカレンダーでは24戦と、グランプリの数が増えていることにも不満を抱いており、2028年シーズン終了後に契約が切れる際にはレッドブルと新たに契約しないかもしれないと話している。

しかし、ドメニカリはレッドブルのドライバーとの間に「問題はない」と語った。

「マイアミGPの前にマックスと問題について話し合った」とドメニカリは説明した。

「彼はこのスポーツを愛し、自分がやっていることを愛していると言った」

「彼はワールドチャンピオンであり、3つ目のタイトルを目指して戦っている。彼はクルマの中で生まれたのだから、おそら私よりも長くF1にとどまるだろう。それは問題ない」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / リバティ・メディア