マックス・フェルスタッペン 「レース後の王座確定をめぐる混乱は変な感じだった」 / F1日本GP
マックス・フェルスタッペンは、鈴鹿サーキットでのレース後、F1日本GPでの2回目のF1ワールドチャンピオンシップ確定をめぐるポイントの混乱を「かなり変な感じだった」と語った。

マックス・フェルスタッペンは、F1日本GPのレース後、奇妙な状況で2回目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。パルクフェルメのインタビューではじめて自分がワールドチャンピオンであることを知らされた。

これは、FIA(国際自動車連盟)が、フェラーリのシャルル・ルクレールに、セルジオ・ペレスとの最終ラップの戦いでオフトラックでアドバンテージを得たとして、5秒のタイムペナルティを課した後のことだった。

シャルル・ルクレールが2位から3位に降格したことで、マックス・フェルスタッペンは50%のレース距離に到達したばかりであるにもかかわらず、フルポイントが与えられ、10ポイントの差がついた。

マックス・フェルスタッペンは、自分がチャンピオンであることを知った後、パルク フェルメでメカニックと一緒に祝ったが、クールダウンルームでは自分がタイトルを獲ったとは思わなかったと言う声が聞こえた。

マックス・フェルスタッペンは「レース中、彼らがポイントをどのように決めるのかまったく分からなかった」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「レースに勝つことが主な目標だった。ラインを越えたときは素晴らしいレースだったのでOKかなと言う感じだったし、また良いポイントを獲得できたけど、まだワールドチャンピオンではなかった」

「レース後にインタビューを行ったとき、突然メカニックが歓声を上げ始めたので『どうしたの?』という感じだった。シャルルの代わりにチェコが2位だったことに気付いたけど、それがフルポイントなのかハーフポイントなのか、75%なのかはまだ分からなかった」

「でも、その後、ルールを読んで、FIAメディア代表が僕のところに来て、彼は僕がワールドチャンピオンだと言った。そのあと僕たちは祝ったけど、人々は僕にノーと言っていた。まだポイントを逃しているとね。ちょっと変な感じだった」

「でも、最終的には十分なポイントを獲得できたので、再びワールドチャンピオンになることができた!」

昨年のF1ベルギーGPでは、セーフティカの後ろで2周しか走れなかったにも関わらず、ハーグポイントが与えられた。

だが、ポイント削減のルールは再開不可のレースのみを指しており、F1日本GPは予定されていた53周のうち28周しか走れなかったにも関わらず制限時間の3時間に達したことでフルポイントを獲得することができた。

「正直に言うと、少し混乱したことは気にしない」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「結局のところ、結果が変わるわけではないので、実際にはかなり変な感じだった」

「ラインを越えたときは、たとえフルポイントだったとしても十分ではなかった。あのシナリオでは、何も変わらなかっただろう」

マックス・フェルスタッペンが所属するレッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーを含む多くのF1チーム関係者は、将来的にルールを見直す必要があるかもしれないと示唆している。

マックス・フェルスタッペンは、レースの中断と再開に関連して「本当に複雑な状況」があり、ルールブックに関してはバランスが必要だと感じていると語った。

「レースを完走するか、レースが早い段階で赤旗が出て、レースを続行できないかの違いだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「もちろん、両者には違いがある。十分なルールを書かないとダメだと思う。ルールを書きすぎるのもよくないけどね」

「妥協点を見つけるのは常に難しいと思う」

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