アラン・プロスト 「F1タイトルを獲得したフェルスタッペンは強くなる」
元F1ワールドチャンピオンのアラン・プロストは、初のF1ワールドチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンは、これから良くなっていくだけだと考えている。

マックス・フェルスタッペンは、2021年に初めてF1ワールドチャンピオンに挑戦できるマシンを手に入れたが、ルイス・ハミルトンとの戦いは最終戦までもつれ込み、文字通り最終ラップでは自身初のF1タイトルを獲得した。

マックス・フェルスタッペンが、F1ワールドチャンピオンになるために困難を切り抜けられるかどうかには疑問の声もあったが、彼は成功して見せた。

4回のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストは、自身の経験から、マックス・フェルスタッペンはここから良くなるだけだと語る。

「彼は完璧なシーズンを過ごした」とアラン・プロストは語った。

「彼がF1でスタートしたとき、我々はよく『彼はスピードがあり、すべてを持っているが、多分やりすぎで、そのためにミスを犯している』と言ったものだ」

「若いとき、それは普通のことだ。これから、彼は良くなっているだけだし、今年は多くの間違いを犯さなかった。ジェッダでの予選はその1つかもしれないが、彼はかなり攻めていたし、そうったことは起こる可能性がある。彼はトップに到達する準備ができていた」

「ポケットの中にワールドタイトルがあると、ドライブしていて、違った考え方をするものだ。タイトルを獲得すれば、すぐにプレッシャーは軽減される。彼はいつ攻撃するか、いつリスクを抑えるかをさらによく知り、最終的にはより良いドライバーになるだろう」

最終的に、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間の壮大なタイトル争いは、最終ラップでのセーフティカーのリスタートが原因で論争を巻き起こした。

しかし、シーズン全体を見て、アラン・プロストは2021年がF1史上最高のシーズンになると考えている。

「一般的な見解では、そうだと思う」とアラン・プロストは語った。

「スペクタクル、スポーツ、人間的な側面、F1の人気、そして、若者がそれをフォローし始めているという意味でね。だから、間違いなく歴史上最高のシーズンだ」

最終的にどちらかが勝ち、どちらかが負けなけならない戦いは、ルイス・ハミルトンにとっては最も悲痛な結末となった。セーフティカー前にレースを支配していたハミルトンだが、最終ラップで新品タイヤのマックス・フェルスタッペンを止めるには無力だった。

F1ワールドチャンピオンを格闘したのはマックス・フェルスタッペンだったが、アラン・プロストは、今シーズンでどちらチャンピオンに相応しいかを選ぶことはできないと語る。

「どちらも世界チャンピオンに相応しいし、今年は素晴らしいショーを見せてくれた」とアラン・プロストは語った。

「結局のところ、F1にとっても、マックスにとっても良いことだ。彼のためにとてもうれしく思う」

「ルイスにとっては確かに少し悲しいことだ。特にマックスのおかげでF1で最高のシーズンだったからね。今年はマックスとルイスのどちらかを選ぶことはできない。両方を判断する必要がある。それらは等しい」

「たとえばシルバーストンについてなど、すべてにコメントすることができるが、結局のところ、彼らは両方ともこのワールドタイトルに値した」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1