マックス・フェルスタッペン 「ハースのDRSのおかげで守り切れた」 レッドブル・ホンダ F1アメリカGP 決勝
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年F1アメリカGPの決勝で今季8勝目を挙げた。

ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンですが、スタート直後のターン1でルイス・ハミルトン(メルセデス)に先行を許す。しかし、レッドブル・レーシングはこれを戦略で挽回する。

序盤の10周目にピットインを行ってペースを上げ、アンダーカットによってリードを奪い返そうと試みる。その後、12周目にセルジオ・ペレスもピットに入れたことで、数周後にハミルトンも反応してピットインを行い、フェルスタッペンは首位に浮上する。

レース中盤では、ハミルトンが差を詰めてくるが、レッドブル・レーシングはアグレッシブな戦略を採り、ハミルトンのアンダーカットを防ぐべく、フェルスタッペンが29周目に2度目のピットインを行ってハードタイヤに交換。チームはコース上でのポジションを重視し、ここから最後まで走り切る作戦に出る。

早めのピットインを行ったフェルスタッペンは、ハミルトンに対して8周古いタイヤでの走行となる。ハミルトンはタイヤ交換後から差を詰め始めるものの、フェルスタッペンもペースをうまくマネージして対応。最終ラップに入った時点で2人の差は1秒を切っていたが、最後にペースを一段上げたフェルスタッペンが、1.3秒差でチェッカーフラッグを受け、今季8勝目を挙げた。

「エキサイティングなレースだったけど、ここでファンの皆さんの前で勝利できるのは、素晴らしい気分だ」とフェルスタッペン。

「レース中ずっとプレッシャーがあり、ルイス(ハミルトン)がどれほどの速さで追いついてくるのか分からなかった。僕のスタートは問題なかったと思うけど、ルイスがそれ以上によかった」

「そこで、僕らはターン1でリードを失ってからはアグレッシブな戦略を採り、最初のスティントで早めにピットインをした。第2スティントでは、僕らがアンダーカットされてしまうタイム差にいたので、それに対応した」

「この暑さの中で、最後のスティントは非常に長くなったけど、コース上でのポジションを重視した。最後の2周はタイヤがかなり厳しく、グリップがあまり残っていなかった。ただ、最後2周に入る際に、前方にハースのマシンがいてDRSを使うことができたので、最後まで順位を守り切れた」

「今日はチーム一丸となってすべてを出し切った。チェコ(ペレス)と一緒に表彰台に上がれて最高の気分だ」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1