F1 マックス・フェルスタッペン エステバン・オコン
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、F1ブラジルGPで優勝のチャンスを不必要なクラッシュによって潰したエステバン・オコン(フォースインディア)を“大馬鹿野郎”だと批判して怒りを露わにし、レース後の体重測定の場ではオコンを突き飛ばした。

第2スティントでソフトタイヤを装着し、ルイス・ハミルトンをオーバーテイクして首位に立ってその差を2秒以上に広げていたマックス・フェルスタッペン。

しかし、44周目に周回遅れのエステバン・オコンを抜く際に接触されてスピンを喫して2番手に転落。その後も果敢な走りを見せたが、ダメージを負ったマシンで5秒以上の差を覆すことはできなかった。

エステバン・オコンは、自分の方がフレッシュなタイヤを履いており、リードラップを取り戻そうとしていたと説明していたが、この接触によって10秒のストップ&ゴー・ペナルティを科せられた。

レース後、マックス・フェルスタッペンは「僕たちには素晴らしいクルマがあった。その後、周回遅れだった大馬鹿野郎にぶち壊された。言葉にならない」とコメント。

マックス・フェルスタッペンは、スローダウンラップでの無線で、エステバン・オコンを見つけたら“トラブル”が起こるかもしれないと伝えるほど怒っていた。

そして、それはレース後の体重測定ですぐに実現。FIAガレージでエステバン・オコンと居合わせたマックス・フェルスタッペンは、オコンを何度も突き飛ばしている様子が映像に収められた。

エステバン・オコンは「彼が計測にやってきたときの振る舞いには本当に驚いたよ」とコメント。

「FIAは彼の暴力行為を止めなければならなかった。彼は僕を突き飛ばして、殴りたいと思っていた。プロフェッショナルとは言えない」

それについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「彼に尋ねに行ったけど、彼は馬鹿げた答えをしてきた」とコメント。

「感情的になっているときはそうなるときもあるけど、僕はレーサーでもある。最終的に何も起こらなかった。彼にどんな問題があったのかは僕にはわからない」

「馬鹿げたリスクだ。もちろん、自分で周回を取り戻すことは許されない。でも、あんなことがどうして起こったのか本当に奇妙だ。彼が悪いことはペナルティが十分に物語っていると思うし、僕からはあまりコメントすることはない」


予選では5番手に終わったマックス・フェルスタッペンだったが、レースでは序盤にすぐに2番手まで順位を上げ、ピットストップ後にルイス・ハミルトンをあっさりとオーバーテイクしていた。

「予想以上によかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「今日のクルマは本当にうまく機能していた。チームは正しい戦略を与えてくれたし、僕たちはスーパーソフトでかなり上手く走ることができた」

「なんて言ったらいいかわからない。2位は嬉しいけど、僕たちは勝てたはずだ」

F1ブラジルGPのスチュワードは、FIAガレージの出来事について事情を聞くためにマックス・フェルスタッペンとエステバン・オコンを呼び出している。

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