ジャン・エリック・ベルニュ 「レッドブルのF1育成時代は大変だった
2度のフォーミュラEチャンピオンであるジャン・エリック・ベルニュは、ジュニアシリーズからトロロッソとのF1までのレッドブル育成プログラム時代は自分の人生で大変な時期だったと認める。

ジャン・エリック・ベルニュは、レッドブルを追われた数多くのドライバーの一人。2012年にトロロッソからF1デビューを果たしたが、58戦の後にレッドブルとの契約を解消され、その後F1でシートを獲得することはできていない。

「彼らを攻撃するつもりはない。彼らなしでは僕が今いる場所にいることはなかったからね」とジャン・エリック・ベルニュは Canal Plus にコメント。

「でも、僕にとって本当に厳しいストーリーだった」

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、冷酷な判断を下すことで知られているが、ジャン・エリック・ベルニュは、非常に厳しく、真面目で、古風な考え方の持ち主だと表現する。

「F3でスタートしたとき、彼は私に電話してきて『リカルドはどうすればいいかを示した。チャンピオンシップに勝てない場合、君は去ることになる』と伝えてきた」

また、別の電話では「僕はポールからスタートして実際にレースでも勝ったけど、マルコは僕がファステストラップをとれなかったことは受け入れられないと考えていた。それが彼のやり方だ」とジャン・エリック・ベルニュは振り返った。

最近、セバスチャン・ベッテルは、ヘルムート・マルコは“タフ”であるが“ストレート”な人間だと語っている。また、ダニール・クビアトも多くのドライバーのキャリアとってマルコの貢献が明らかであると述べている。

「フォーミュラBMWでの最初のウェットテストでは3〜4秒遅れだった。彼は午前7時に電話をかけてきて『君はウェットではまったく役に立たない』といって電話を切った」とダニール・クビアトはジュニア時代を回想した。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ジャン・エリック・ベルニュ / レッドブル・レーシング / トロロッソ