WRC 第11戦 ラリー・グレートブリテン | トヨタが1-2スタート
2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・グレートブリテン(GB)がイギリスで10月4日(木)にい開幕。デイ1としてウェールズ北部でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合2位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)が総合5位につけ、ヤリスWRCは全車が好調なスタートを切った。
ラリー・グレートブリテンの走行初日は、ディーサイドのサービスパークの西側に広がるクロカイノグの森で、午前中にシェイクダウンが行なわれた。全長3.37kmのコースは、その一部が金曜日デイ2のSS2/7「クロカイノグ」と重なっているため、クルマの最終セッティングを試す場としては最高の条件となった。シェイクダウンではラトバラが全体の2番手タイムを、ラッピが8番手タイムを記録したが、タナックは最初の走行でコースオフ。ただしクルマに深刻なダメージはなく、サービスで修復を行ないその後4回の走行を行なった。
ラリーは夜7時よりウェールズ北部、海岸近くの競馬場を舞台に全長1.7kmのSS1「ティル・プリンス」で開幕し、ラッピがベストタイムを記録。ラトバラは、ティエリー・ヌービルと同タイムでラッピと0.3秒差の2番手タイムを刻んだ。また、タナックは0.9秒差の5番手タイムで走り切り、3人のドライバーがトップ5に入るという良い形で競技初日を終えた。
競技2日目となる10月5日(金)のデイ2は、ウェールズ北部で4本のステージを各2回走行します。デイ2のSSは全体的に森の中のステージが多く、ツイスティで道幅の狭いコーナーもあります。また、SSの途中でターマック(舗装路)を走行するステージもあり、グリップおよびリズム変化への対応力が求められます。なお、SS4/9の「ペンマハオ」と、SS5/6「スレートマウンテン」は新しいステージとなります。8本のSSの合計距離は110.76km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は510.61kmとなります。
カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
3人のドライバー全員が何も問題なく走り、良いタイムを記録するなど今晩のSS1は非常に良いスタートとなりました。午前中のシェイクダウンではオットがミスをして走行時間を失いましたが、幸いにもダメージは小さく、その後も走行を続ける事ができました。ドライバー達は事前のテストで既に良いセットアップを見つけていたため、シェイクダウンでは特に変更する必要がありませんでした。それはとてもポジティブな兆候だと思います。ウェールズの天気は常に変化するため、明朝どうなるのかを注視し、適切なタイヤを選ぶ必要があります。
ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
今晩のSS1は本当に楽しく走れました。自分のタイムにも満足しています。今朝のシェイクダウンも上手くいき、クルマの調子は最初の走行から良かったです。その後ダンパーとタイヤに関していくつかトライを行ない、どう機能するのかチェックしました。路面はどんどんと滑りやすくなっていき、それに伴いタイヤのグリップが低下していったのでタイムは落ちていきましたが、少なくともラリーに向けての方向性は定まりました。ウェールズでは常に天気が最大の問題で、タイヤ選択に大きく影響します。去年よりも3週間早い開催なので気温が高く、降雨の可能性はありますが、もし降ったとしてもきっと乾くのも早いでしょう。
オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
何も問題なくSS1を走り終えました。今朝のシェイクダウン最初の走行でコースオフし、とても大きなインパクトを受けました。直線区間でワイパーの操作をしていたこともあって、走りに集中できておらず、曲がり角を大幅にオーバーしてしまったのです。メカニック達の素晴らしい作業によってクルマは完璧に直り、再出走したところすべてが正常で、安心する事ができました。
エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
SS1のようなステージはドライビングという面ではそれほど楽しくないのですが、多くの人が集まるのは本当に素晴らしい事です。また、自分のタイムもとても良く満足しています。2週間前、我々はここウェールズで非常に良いテストができました。私のチームメイトは泥がとても多い状態の路面で走行し、私はドライの路面で走行したので、チームとしては入念な準備ができたと思います。その為、今朝のシェイクダウンではセッティングを大きく変える必要がありませんでした。
ラリーGB デイ1の結果
1 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) 1m21.6s
2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s
3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.3s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.7s
5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +0.9s
6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1.7s
7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.9s
8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2.2s
9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +2.2s
10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2.5s
カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)
ラリー・グレートブリテンの走行初日は、ディーサイドのサービスパークの西側に広がるクロカイノグの森で、午前中にシェイクダウンが行なわれた。全長3.37kmのコースは、その一部が金曜日デイ2のSS2/7「クロカイノグ」と重なっているため、クルマの最終セッティングを試す場としては最高の条件となった。シェイクダウンではラトバラが全体の2番手タイムを、ラッピが8番手タイムを記録したが、タナックは最初の走行でコースオフ。ただしクルマに深刻なダメージはなく、サービスで修復を行ないその後4回の走行を行なった。
ラリーは夜7時よりウェールズ北部、海岸近くの競馬場を舞台に全長1.7kmのSS1「ティル・プリンス」で開幕し、ラッピがベストタイムを記録。ラトバラは、ティエリー・ヌービルと同タイムでラッピと0.3秒差の2番手タイムを刻んだ。また、タナックは0.9秒差の5番手タイムで走り切り、3人のドライバーがトップ5に入るという良い形で競技初日を終えた。
競技2日目となる10月5日(金)のデイ2は、ウェールズ北部で4本のステージを各2回走行します。デイ2のSSは全体的に森の中のステージが多く、ツイスティで道幅の狭いコーナーもあります。また、SSの途中でターマック(舗装路)を走行するステージもあり、グリップおよびリズム変化への対応力が求められます。なお、SS4/9の「ペンマハオ」と、SS5/6「スレートマウンテン」は新しいステージとなります。8本のSSの合計距離は110.76km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は510.61kmとなります。
カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
3人のドライバー全員が何も問題なく走り、良いタイムを記録するなど今晩のSS1は非常に良いスタートとなりました。午前中のシェイクダウンではオットがミスをして走行時間を失いましたが、幸いにもダメージは小さく、その後も走行を続ける事ができました。ドライバー達は事前のテストで既に良いセットアップを見つけていたため、シェイクダウンでは特に変更する必要がありませんでした。それはとてもポジティブな兆候だと思います。ウェールズの天気は常に変化するため、明朝どうなるのかを注視し、適切なタイヤを選ぶ必要があります。
ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
今晩のSS1は本当に楽しく走れました。自分のタイムにも満足しています。今朝のシェイクダウンも上手くいき、クルマの調子は最初の走行から良かったです。その後ダンパーとタイヤに関していくつかトライを行ない、どう機能するのかチェックしました。路面はどんどんと滑りやすくなっていき、それに伴いタイヤのグリップが低下していったのでタイムは落ちていきましたが、少なくともラリーに向けての方向性は定まりました。ウェールズでは常に天気が最大の問題で、タイヤ選択に大きく影響します。去年よりも3週間早い開催なので気温が高く、降雨の可能性はありますが、もし降ったとしてもきっと乾くのも早いでしょう。
オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
何も問題なくSS1を走り終えました。今朝のシェイクダウン最初の走行でコースオフし、とても大きなインパクトを受けました。直線区間でワイパーの操作をしていたこともあって、走りに集中できておらず、曲がり角を大幅にオーバーしてしまったのです。メカニック達の素晴らしい作業によってクルマは完璧に直り、再出走したところすべてが正常で、安心する事ができました。
エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
SS1のようなステージはドライビングという面ではそれほど楽しくないのですが、多くの人が集まるのは本当に素晴らしい事です。また、自分のタイムもとても良く満足しています。2週間前、我々はここウェールズで非常に良いテストができました。私のチームメイトは泥がとても多い状態の路面で走行し、私はドライの路面で走行したので、チームとしては入念な準備ができたと思います。その為、今朝のシェイクダウンではセッティングを大きく変える必要がありませんでした。
ラリーGB デイ1の結果
1 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) 1m21.6s
2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s
3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.3s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.7s
5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +0.9s
6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1.7s
7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.9s
8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2.2s
9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +2.2s
10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2.5s
カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)