トヨタ、3列目グリッドからスタート / WEC 世界耐久選手権
アメリカ・テキサス州オースティンで開催されているFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースは、9月18日(金)に公式予選を行い、TOYOTA GAZOO Racingは2台のTS040 HYBRIDが揃って3列目のグリッドから明日の決勝レースへとスタートすることになった。
アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のTS040 HYBRID #1号車が、チームメイトのアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車のタイムを凌いで5番手グリッドを獲得し、#2号車は6番手グリッドとなった。
公式予選はまだ日の高い午後6時過ぎに始まり、気温はまだ高く33度もあった。それぞれのクルマを最初に走らせたのは#1号車がブエミ、2号車がコンウェイだったが、LMP2カーが1台ピットロード出口に止まったために赤旗が提示され、2人はその影響を受けてしまった。予選順位はそれぞれのクルマでタイムアタックを行った2人のドライバーのベストタイムの平均値で決まる。今回は#1号車が中嶋とブエミ、#2号車はコンウェイとブルツが走った。
公式予選の序盤、#2号車が#1号車を凌ぐタイムを記録していたが、終了してみれば#1号車が#2号車の前に出た。しかし、#1号車もポールポジションを獲得した#18ポルシェから2秒以上の遅れがあり、レースは挑戦の色合いの強いものになりそうだ。
明日のレースは非常に高い気温のもとで行われることになりそうだ。2台のTS040 HYBRIDはレースで最高の性能を発揮出来るように、レース中のタイヤ戦略も含めて準備が整っている。ちなみに、3回の公式練習で走り込んだ2台のTS040 HYBRIDは、合計195周、1075kmを走破している。
決勝レースは19日(土)午後5時にスタートを切り、6時間後の午後11時にチェッカーフラッグを受ける。
TS040 HYBRID #1号車:
(アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
公式練習3回目:6番手(1分49秒112)26周
予選: 5番手(平均1分48秒990)
セバスチャン・ブエミ:
多少の差違はありますが予想通りのポジションと言えます。明日は決勝レースでの走行ペースに集中し、ライバルとの差を縮めます。我々はベストを尽くし、可能な限り多くのことを学ぶべく臨みました。我々にとっては納得の行くセッションであり、少なめの燃料と新しいタイヤでこのサーキットをドライブするのは素晴らしい経験でした。あとは明日の決勝レースを待つだけです。
中嶋一貴:
予選はチームメイト同士でのタイムアタック争いとなり、接近した戦いを楽しみました。高い気温によるものなのか、今日行われた他のレースが原因なのかは分かりませんが、コースのコンディションは理想的とは言えませんでした。そのため、タイムアタックは非常に難しいものとなりました。しかし、なんとか最後の周回で全てをまとめることが出来ました。チームとしては良い仕事が出来たので、明日もこの調子を維持したいと思います。
TS040 HYBRID #2号車:
(アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習3回目:5番手(1分49秒221)23周
予選: 6番手(平均1分49秒176)
アレックス・ブルツ:
自分の走りについては、満足行くものではありませんでした。公式練習3回目ではオーバーステア気味だったのですが、フロントタイヤを上手く働かせることが出来ず、アンダーステア症状にも見舞われてしまいました。そのため私は最初の2周で再びコースコンディションを見直さなければなりませんでした。最初のアタックラップでは自身の最高タイムを更新出来ましたが、翌周はコース上の混雑に阻まれてしまいました。リズムを見出すことが出来ず、残念な予選となってしまいました。
マイク・コンウェイ:
最初のアタックラップでタイムを出すつもりだったのですが、最終コーナー手前でミスを犯してしまい、コンマ数秒を失いました。翌周もアタックを続け、なんとか上手く行きました。暑いコンディションのせいもあって最後のセクターは非常に滑りやすく、今日の公式練習時とは感触が異なりました。誰もが同じ問題を経験したとは思いますが、決勝レースも同じ状態になりそうなので、対策が必要です。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のTS040 HYBRID #1号車が、チームメイトのアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車のタイムを凌いで5番手グリッドを獲得し、#2号車は6番手グリッドとなった。
公式予選はまだ日の高い午後6時過ぎに始まり、気温はまだ高く33度もあった。それぞれのクルマを最初に走らせたのは#1号車がブエミ、2号車がコンウェイだったが、LMP2カーが1台ピットロード出口に止まったために赤旗が提示され、2人はその影響を受けてしまった。予選順位はそれぞれのクルマでタイムアタックを行った2人のドライバーのベストタイムの平均値で決まる。今回は#1号車が中嶋とブエミ、#2号車はコンウェイとブルツが走った。
公式予選の序盤、#2号車が#1号車を凌ぐタイムを記録していたが、終了してみれば#1号車が#2号車の前に出た。しかし、#1号車もポールポジションを獲得した#18ポルシェから2秒以上の遅れがあり、レースは挑戦の色合いの強いものになりそうだ。
明日のレースは非常に高い気温のもとで行われることになりそうだ。2台のTS040 HYBRIDはレースで最高の性能を発揮出来るように、レース中のタイヤ戦略も含めて準備が整っている。ちなみに、3回の公式練習で走り込んだ2台のTS040 HYBRIDは、合計195周、1075kmを走破している。
決勝レースは19日(土)午後5時にスタートを切り、6時間後の午後11時にチェッカーフラッグを受ける。
TS040 HYBRID #1号車:
(アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
公式練習3回目:6番手(1分49秒112)26周
予選: 5番手(平均1分48秒990)
セバスチャン・ブエミ:
多少の差違はありますが予想通りのポジションと言えます。明日は決勝レースでの走行ペースに集中し、ライバルとの差を縮めます。我々はベストを尽くし、可能な限り多くのことを学ぶべく臨みました。我々にとっては納得の行くセッションであり、少なめの燃料と新しいタイヤでこのサーキットをドライブするのは素晴らしい経験でした。あとは明日の決勝レースを待つだけです。
中嶋一貴:
予選はチームメイト同士でのタイムアタック争いとなり、接近した戦いを楽しみました。高い気温によるものなのか、今日行われた他のレースが原因なのかは分かりませんが、コースのコンディションは理想的とは言えませんでした。そのため、タイムアタックは非常に難しいものとなりました。しかし、なんとか最後の周回で全てをまとめることが出来ました。チームとしては良い仕事が出来たので、明日もこの調子を維持したいと思います。
TS040 HYBRID #2号車:
(アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習3回目:5番手(1分49秒221)23周
予選: 6番手(平均1分49秒176)
アレックス・ブルツ:
自分の走りについては、満足行くものではありませんでした。公式練習3回目ではオーバーステア気味だったのですが、フロントタイヤを上手く働かせることが出来ず、アンダーステア症状にも見舞われてしまいました。そのため私は最初の2周で再びコースコンディションを見直さなければなりませんでした。最初のアタックラップでは自身の最高タイムを更新出来ましたが、翌周はコース上の混雑に阻まれてしまいました。リズムを見出すことが出来ず、残念な予選となってしまいました。
マイク・コンウェイ:
最初のアタックラップでタイムを出すつもりだったのですが、最終コーナー手前でミスを犯してしまい、コンマ数秒を失いました。翌周もアタックを続け、なんとか上手く行きました。暑いコンディションのせいもあって最後のセクターは非常に滑りやすく、今日の公式練習時とは感触が異なりました。誰もが同じ問題を経験したとは思いますが、決勝レースも同じ状態になりそうなので、対策が必要です。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)