WEC:トヨタ、タイトル争いの正念場となるバーレーンへ
トヨタは、タイトル獲得へ重要な一戦となるFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦バーレーン6時間耐久レース(11月13日〜15日)へ、2台のTS040 HYBRIDで挑む。
今季トヨタは、第5戦富士、第6戦上海と、2戦連続の1-2フィニッシュ。これまでの6戦中4勝を挙げ、マニュファクチャラーズ選手権でライバルに29ポイント差の首位につけている。
ドライバーズ選手権でも8号車を駆るアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが2位に42ポイントの差をつけて首位に立ってる。残すレースは2戦ですが、1戦あたりの最大獲得ポイントは26ポイントのため、バーレーンでの成績次第では最終戦を待たずタイトル決定の可能性もある。
この週末、中嶋一貴はツインリンクもてぎで行われるSUPER GT最終戦に出場するためWECは欠場、代わりにテスト兼リザーブドライバーであるマイク・コンウェイがアレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共に7号車をドライブする。
コンウェイは今年第4戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースで初めてTS040 HYBRIDでレースを経験した。雨に見舞われたこのレースで、コンウェイの7号車は6位フィニッシュを果たしている。
バーレーン6時間レースは15日(土)の現地時間午後3時にスタートが切られるため、ゴールはとっぷりと日の暮れた午後9時。昨年と同様のスケジュールだが、今年は改良された投光システムでコースが照らされる。
昨年は最終戦として開催されたバーレーン6時間レースですが、TS030 HYBRIDが勝利を収めている。
バーレーンのレースウィークは、13日(木)の2回に渡る90分間の練習走行(午後3時15分と午後7時半:日本時間午後9時半と翌午前1時半)で始まり、夜間走行も行われる。14日(金)は午前11時10分(同午後5時10分)からの1時間の最終練習走行の後、午後7時35分(同午後11時35分)から25分間でLMPクラスの予選が行われ、決勝レースは15日(土)午後3時(同午後9時)にスタートが切られる。
木下美明 チーム代表:
「バーレーンはトヨタ・レーシングにとって重要な週末であり、楽しみなイベントです。TS040 HYBRIDは今年これまで、どんなサーキットでも速さを発揮しており、バーレーンでも強さを見せられると信じています。目標は世界タイトルの獲得であり、2台共に不必要なリスクを負うことなく、レースを確実に走り切ることを優先します。今、我々は良いポジションにいますが、モータースポーツにおいては、状況があっという間に変わってしまいます。WECの争いは熾烈で、現状で安泰だとは思っていません。2014年シーズンのゴールは目前。バーレーンでやるべきことは分かっています」
アレックス・ブルツ(TS040 HYBRID 7号車):
「我々はこれまでバーレーンで速さを見せており、1000馬力を発揮する我々のパワーユニットは、ハードブレーキングゾーンを持つこのサーキットに適していると思います。それだけに、充分な準備が出来、我々のパッケージから最大のパフォーマンスを引き出せれば、間違いなく競争力を示せるでしょう。ここ2戦のレースで好成績を残せたのは素晴らしいですが、それはもう過去のこととして、バーレーンではタイトル獲得のために全力を尽くします。個人的には、再び表彰台の真ん中に登りたいと思っており、そのための士気は高まっています」
ステファン・サラザン(TS040 HYBRID 7号車):
「バーレーンでのレースは好きです。素晴らしいコースで、我々のTS040 HYBRIDにも合っていると思います。TS040 HYBRIDは、今季は、どんなコースでも速さを見せているし、ドライバーにとっても好感触と、信じられないような車両です。個人的にはバーレーンは昨年8号車でアンソニー、セバスチャンと共に勝利を挙げている良い思い出のコースです。再び勝つことが出来れば嬉しいですが、それよりも、チームのタイトル獲得のために集中することが重要だと思っています」
マイク・コンウェイ(TS040 HYBRID 7号車):
「トヨタ・レーシングで再びレースが戦えること、そしてアレックス、ステファンの7号車に再び加われることを喜んでいます。TS040 HYBRIDは非常に速く、他に比類のない車両なだけに、ドライブ出来る機会が得られたことは最高の栄誉です。この週末は、チームのタイトル獲得に貢献すべくハードにプッシュしたいと思っています。バーレーンはLMP2で走っていたので、コースはよく知っています。昨年は私の乗ったクルマがクラス優勝を果たし、チームがタイトルを獲得したコースでもあります。それだけに期待も大きいですし、スタートが待ち切れません」
アンソニー・デビッドソン(TS040 HYBRID #8):
「我々はドライバーズタイトルに手が届くところにいますが、浮かれていてはいけないことも分かっています。レースは何が起こるか分かりません。冷静に、リスクを冒すこと無くこの週末を戦い、やるべきことをこなすことが重要です。それは、我々8号車が全開で勝ちに行く必要が無いということかも知れません。しかし、我々はより大きな目標を見なくてはなりません。ここ2戦で我々は勢いに乗っているように感じられます。チームは素晴らしい仕事をしてくれており、彼らの努力にはどれだけ感謝しても足りません。そして、チームの誰もがこの週末、必要なポイント獲得に集中しているということを分かっています」
セバスチャン・ブエミ(TS040 HYBRID #8):
「再びバーレーンに行くのを待ち切れません。ここ2戦我々は順調であり、良いリズムに乗っていると感じているので、それを残り2レースにも活かしたいと思っています。富士と上海の勢いを維持し、集中力を切らさず最善の結果を出すための準備をしなくてはなりません。我々のTS040 HYBRIDは素晴らしいシーズンを戦ってきています。シーズン終盤を迎え、世界選手権をリードしているのは非常にエキサイティングです。残り2レース、シーズンを通して目指してきた両タイトル獲得という目標へ向け、出来る限りの力を振り絞るつもりです」
バーレーン国際サーキットでのトヨタ・レーシングの戦績
2012 7号車 予選3位、レースリタイア(アクシデント) 8号車不参戦
2013 7号車 予選1位、レースリタイア(エンジントラブル) 8号車 予選2位、レース優勝
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
今季トヨタは、第5戦富士、第6戦上海と、2戦連続の1-2フィニッシュ。これまでの6戦中4勝を挙げ、マニュファクチャラーズ選手権でライバルに29ポイント差の首位につけている。
ドライバーズ選手権でも8号車を駆るアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが2位に42ポイントの差をつけて首位に立ってる。残すレースは2戦ですが、1戦あたりの最大獲得ポイントは26ポイントのため、バーレーンでの成績次第では最終戦を待たずタイトル決定の可能性もある。
この週末、中嶋一貴はツインリンクもてぎで行われるSUPER GT最終戦に出場するためWECは欠場、代わりにテスト兼リザーブドライバーであるマイク・コンウェイがアレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共に7号車をドライブする。
コンウェイは今年第4戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースで初めてTS040 HYBRIDでレースを経験した。雨に見舞われたこのレースで、コンウェイの7号車は6位フィニッシュを果たしている。
バーレーン6時間レースは15日(土)の現地時間午後3時にスタートが切られるため、ゴールはとっぷりと日の暮れた午後9時。昨年と同様のスケジュールだが、今年は改良された投光システムでコースが照らされる。
昨年は最終戦として開催されたバーレーン6時間レースですが、TS030 HYBRIDが勝利を収めている。
バーレーンのレースウィークは、13日(木)の2回に渡る90分間の練習走行(午後3時15分と午後7時半:日本時間午後9時半と翌午前1時半)で始まり、夜間走行も行われる。14日(金)は午前11時10分(同午後5時10分)からの1時間の最終練習走行の後、午後7時35分(同午後11時35分)から25分間でLMPクラスの予選が行われ、決勝レースは15日(土)午後3時(同午後9時)にスタートが切られる。
木下美明 チーム代表:
「バーレーンはトヨタ・レーシングにとって重要な週末であり、楽しみなイベントです。TS040 HYBRIDは今年これまで、どんなサーキットでも速さを発揮しており、バーレーンでも強さを見せられると信じています。目標は世界タイトルの獲得であり、2台共に不必要なリスクを負うことなく、レースを確実に走り切ることを優先します。今、我々は良いポジションにいますが、モータースポーツにおいては、状況があっという間に変わってしまいます。WECの争いは熾烈で、現状で安泰だとは思っていません。2014年シーズンのゴールは目前。バーレーンでやるべきことは分かっています」
アレックス・ブルツ(TS040 HYBRID 7号車):
「我々はこれまでバーレーンで速さを見せており、1000馬力を発揮する我々のパワーユニットは、ハードブレーキングゾーンを持つこのサーキットに適していると思います。それだけに、充分な準備が出来、我々のパッケージから最大のパフォーマンスを引き出せれば、間違いなく競争力を示せるでしょう。ここ2戦のレースで好成績を残せたのは素晴らしいですが、それはもう過去のこととして、バーレーンではタイトル獲得のために全力を尽くします。個人的には、再び表彰台の真ん中に登りたいと思っており、そのための士気は高まっています」
ステファン・サラザン(TS040 HYBRID 7号車):
「バーレーンでのレースは好きです。素晴らしいコースで、我々のTS040 HYBRIDにも合っていると思います。TS040 HYBRIDは、今季は、どんなコースでも速さを見せているし、ドライバーにとっても好感触と、信じられないような車両です。個人的にはバーレーンは昨年8号車でアンソニー、セバスチャンと共に勝利を挙げている良い思い出のコースです。再び勝つことが出来れば嬉しいですが、それよりも、チームのタイトル獲得のために集中することが重要だと思っています」
マイク・コンウェイ(TS040 HYBRID 7号車):
「トヨタ・レーシングで再びレースが戦えること、そしてアレックス、ステファンの7号車に再び加われることを喜んでいます。TS040 HYBRIDは非常に速く、他に比類のない車両なだけに、ドライブ出来る機会が得られたことは最高の栄誉です。この週末は、チームのタイトル獲得に貢献すべくハードにプッシュしたいと思っています。バーレーンはLMP2で走っていたので、コースはよく知っています。昨年は私の乗ったクルマがクラス優勝を果たし、チームがタイトルを獲得したコースでもあります。それだけに期待も大きいですし、スタートが待ち切れません」
アンソニー・デビッドソン(TS040 HYBRID #8):
「我々はドライバーズタイトルに手が届くところにいますが、浮かれていてはいけないことも分かっています。レースは何が起こるか分かりません。冷静に、リスクを冒すこと無くこの週末を戦い、やるべきことをこなすことが重要です。それは、我々8号車が全開で勝ちに行く必要が無いということかも知れません。しかし、我々はより大きな目標を見なくてはなりません。ここ2戦で我々は勢いに乗っているように感じられます。チームは素晴らしい仕事をしてくれており、彼らの努力にはどれだけ感謝しても足りません。そして、チームの誰もがこの週末、必要なポイント獲得に集中しているということを分かっています」
セバスチャン・ブエミ(TS040 HYBRID #8):
「再びバーレーンに行くのを待ち切れません。ここ2戦我々は順調であり、良いリズムに乗っていると感じているので、それを残り2レースにも活かしたいと思っています。富士と上海の勢いを維持し、集中力を切らさず最善の結果を出すための準備をしなくてはなりません。我々のTS040 HYBRIDは素晴らしいシーズンを戦ってきています。シーズン終盤を迎え、世界選手権をリードしているのは非常にエキサイティングです。残り2レース、シーズンを通して目指してきた両タイトル獲得という目標へ向け、出来る限りの力を振り絞るつもりです」
バーレーン国際サーキットでのトヨタ・レーシングの戦績
2012 7号車 予選3位、レースリタイア(アクシデント) 8号車不参戦
2013 7号車 予選1位、レースリタイア(エンジントラブル) 8号車 予選2位、レース優勝
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)