小林可夢偉 トヨタ(F1ブラジルGP初日)
トヨタは、F1ブラジルGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが6番手、小林可夢偉は13番手だった。

小林可夢偉 (13番手)
「今日は初めてF1を走行する週末を迎え、素晴らしい経験をすることができた。また、ブラジルで走行するのも初めてだ。このトラックはドライバーにとって面白く、とてもチャレンジングだ。今日の作業はうまく行った。にわか雨のために完璧な天候ではなく、トラックの表面の状態は不安定だった。セッション中もコンディションが変わったので、セットアップの判断を適切にすることや、各コーナーの特徴を詳しく知るのが難しかった。最後には、良いリズムを見つけ、クルマの競争力を示せたので、良い1日だった。まだまだ出来ることがあるので、エンジニアと一緒に、僕にとって初めての予選に向けて、懸命に準備を続けたい。予選を楽しみにしているし、自信を持って臨みたい」

ヤルノ・トゥルーリ (6番手)
「今日は全てうまく行き、通常の金曜日の作業を行った。フリー走行1回目、2回目とも、雨に見舞われ、普通より難しいセッションになり、特に午前中は、グリップが全く感じられなかった。しかし、天候が不安定の中、違うセットアップをいくつか試し、僕たちは正しい方向に進んでいると思う。このトラックではクルマの調子は極めて良く、大きな問題はなかったので、残りの週もこの調子を維持できればと願う。前戦の鈴鹿で好成績を収めたので、モチベーションがあがっていて、その調子を維持できると思う」

ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
「終日、難しいコンディションにも関わらず、私たちは良いスタートを切ることができた。両セッションでのにわか雨は理想的とは言えないが、それでも、やりたかった多くの作業をこなすことができた。ただ、少しだけ、天候に合わせてプログラムを変えなければならなかった。2種類のコンパウンドのタイヤは、ほぼ期待どおりで、とても良い感触だ。また、スーパーソフトタイヤのほうが、予想したよりもロングラン走行で少し良いことがわかった。特に、難しいコンディションのことを考慮すれば、可夢偉が初めて走るコースで、彼の今日のパフォーマンスは、素晴らしかった。今日の彼の走行は、喜ばしい限りだ。いつものように、注意深く、データを見て、残りの週末に、クルマの性能を最大に引き出せるように、適切にセットアップをしなければならない」

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「時折、雨が降る難しいコンディションだったが、トラブルも無く順調にプログラムを進めることが出来た。また可夢偉は初めて走るコースながら、きっちりと、与えられた役割を果してくれた。ヤルノはベテランらしくコーナーの続く難しいセクター2のベストタイムをマークするなどクルマのセットアップをリードしてくれた。ティモが走れないのは残念だが、その分をカバーするつもりで、しっかりと予選の準備を進める」

F1ブラジルGP初日 結果&タイム
F1ブラジルGP フリー走行2回目:フェルナンド・アロンソがトップタイム
F1ブラジルGP フリー走行1回目:マーク・ウェバーがトップタイム

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1ブラジルGP