トヨタ F1シンガポールGP 予選
トヨタは、F1シンガポールGP予選で、ティモ・グロックが7番手、ヤルノ・トゥルーリが15番手だった。

ティモ・グロック (7番手)
「再びトップ10入りすることができて、満足している。シンガポールのトラックは好きで、ここでのクルマのセットアップには自信を持つことができる。概して、今日のセッションは上手く行った。特に、第1セッションより1秒も速くなった第2セッションは良かった。クルマは非常に好調で、第3セッションに進むことができて嬉しかった。第3セッションでもラップタイムは良かったが、使用済のスーパーソフトタイヤでの走行だった。そのため、新しいスーパーソフトタイヤを履いた最後のアタックを楽しみにしていたが、赤旗で台無しになった。アタックをかけていたら、ラップタイムを縮められ、ポジションを上げられたと思う。しかし、結局、決勝では6番グリッドからスタートすることになったので、明日に期待できる。渋滞に巻き込まれることなく最初のラップを走行し、トップ6でフィニッシュしたい。できる限りポイントを多く稼ぎたい」

ヤルノ・トゥルーリ (15番手)
「今日の最大の課題はグリップ不足。トラックの状況は向上したようだが、ラップタイムを昨日から伸ばすことができなかった。ティモの走行は力強かったので、僕のグリップ不足の理由はよく分からないが、ただグリップが全く感じられなかった。クルマ本来の調子を引き出せず、残念ながら、今日は上手く結果につなげることができなかった。15番グリッドからスタートしてポイントを獲得するのは容易いことではないが、明日の決勝では何が起きるか分からないので、精一杯頑張る」

パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「前戦よりも、ここシンガポールでは力強い戦いができると期待していたので、2台揃ってトップ10入りを果たすことができず残念だ。ティモは良い仕事をして、第1セッション、第2セッションを通過してくれた。ティモは新しいスーパーソフトタイヤを最終アタックで使うことができれば、予選結果をもっと上げられたかもしれないが、第3セッションが赤旗のため終了時間より早く終わり、そのチャンスがなかったため、終わってみれば、少しフラストレーションが溜まる結果となった。ティモの目標は、より多くのポイントを挙げフィニッシュすることだ。ヤルノについては、苦しんだグリップ不足の問題を分析する必要があり、決勝でよりポジションを上げるためにどのような戦略をとれるか考えたい」

新居章年 シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「赤旗で中途半端な形で予選が終了したこともあり、すっきりしないが、ティモが余裕を持って最終予選に進んでくれたことで、クルマの仕上がりは悪くないことが確認できた。明日の決勝では、ティモは表彰台争いに絡むことを、ヤルノはポイント圏内へのチャレンジを目標に頑張りたい」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1シンガポールGP